2007年7月24日火曜日

コニカC35


先日ふとしたきっかけで手元に来ることになった.

コンパクトカメラは,実家から送ってもらったオリンパスペンで十分だったのだが,これはデザインに惹かれた.
一目ぼれってやつです.

しかもペンと違ってこっちは二重像を合致させてピント合わせするレンジファインダータイプ.
レンジファインダーでピントあわせができるコンパクトカメラなんて,驚き.
一眼レフの登場以後もしばらくは思いもよらぬところでレンジファインダーが生き延びていたことを知ってちょっと感心.

通常の距離合わせ以外によくわかんないメートル/フィート表示があったので当時の取扱説明書を誰かネット上で公開していないか検索をしてみた.
コニカC35のグーグル検索は,一番初めにコニカ・ミノルタのページがヒットしたので,これをクリックしてみたらコニカは自社製品の取扱説明書をPDF化して公開しているのだった.

コニカC35

初代の機種が1968年発売ということで,ひとつ年上だけどほぼ同年齢.
万博2年前で,戦後モダニズムが高揚を迎えつつある時期のデザインだけあるわなぁ.

それにしても,自社製品の歴史をネット上でその関連資料とともに公開しているコニカの姿勢は,とても好感がもてる.
かえすがえすもデジカメ台頭によるコニカ・ミノルタの消滅が惜しまれる.
ニコンなんてあまりにもたくさん製品があるので,同様のことをしようとしたら膨大な作業が必要になるだろうな.

でも,ネット上のカメラ各社の博物館というのも,悪くないと思うのだが.
その機種で撮影した写真もネットであげられるし,バーチャルで操作可能にして,シャッター音なんて聞こえるようにしたら面白い.

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

シャッター音って、マニアックな…。少ないけど、こんなんある。
http://www.ne.jp/asahi/japan/manual-camera/shutter.html

avanti さんのコメント...

てか,これだけでもひょええ.

そういや,今日カメラ好きの学生が研究室に遊びに来て,PENTAX SLをいじらせたらむちゃむちゃ興奮しとった.
デジカメ以外のカメラをいじるのはじめてだったらしい.

露出から絞り,シャッタースピードまでひととおり教えて試し撮りさせてあげたらシャッター音に敏感に反応していたよ.

やっぱ,ありゃ快楽だよなぁ.