2007年7月20日金曜日

宮本顕治

宮本顕治が亡くなった.
西日本新聞に記載されていたコメントでは,中曽根とハマコーのコメントがなかなかだった.

「敵ながらあっぱれ」といった表現なのだが,安倍のいつもながら淡白で,きっとなにも思いつくものがないためにとりあえず出したようなコメントよりもはるかに面白かった.

かつてハマコーが予算委員会だったかの議長になったとき,宮本顕治を殺人者呼ばわりしたのみならず,その名前を「宮沢賢治」と呼んだことは,今思い起こしてもハマコーらしいエピソードだった.

自民と民主による「二大政党制(?)」が進むにつれ,共産党や社民党の議席は伸び悩んでいる.
かつて宮本顕治による社共共闘が70年代の政治,とりわけ地方レベルで功罪入り混じった結果を残したのだが,歴史を持つこれら二つの政党が,このまま国政の表舞台から消えてしまうことは,政治の舞台に表出される利益が非常に狭められていく可能性を示しているようで,正直懸念してしまう.

参議院選挙が近づいているが,緊張感と責任感にまったくかける与党を過半数割れにするためには野党に投票せざるをえないのだが,さて,比例の政党名を民主・社民・共産のどれにするか,悩むところでもある.

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