2008年10月31日金曜日

続々タダの話

で,前回から今日まで二つタダの招待があたった.

・ATG映画祭@福岡市総合図書館
・松竹大歌舞伎@ルネッサ長門

歌舞伎は場所も確認せんと応募したら見事当選.
で,長門ってどこ?

山口県長門市.

萩市の隣.

日本海側.

えらく遠いなぁ〜.
日帰りは無理や.

温泉でもつかって帰ろかな.
そういや,中原中也の詩に長門峡を詠んだ詩があったな.
ここも見て帰ろうかな.

でも,あたったチケットの5〜6倍の出費を覚悟せなあかんなぁ.

昨日見た映画

お葬式

伊丹十三監督
宮本信子主演

1984年に公開された伊丹十三監督第一作作品.
てっきりたんぽぽが先かと思っていた.

高校生の頃レンタルで見たのだが,坊主がお経を読んでいる間に参列者がしびれをきらすシーンと、山崎努が屋外で高瀬春那とセックスするシーン以外記憶になかった.
今回見直して一通り丁寧に見れたかな,と思う.

それにしても映画公開時,主演の宮本信子は39歳.
う〜む,今の俺と同い年だ.
また,映画にコメントを寄せているタモリも当時39歳.
すでにいいとももはじまり,ハナモゲラの芸が過去になりつつある時期だ.

こっちのほうにショックしてしまった.

2008年10月28日火曜日

今日聴いた音楽

カルロス・クライバーの薔薇の騎士.
1974年にミュンヘンでの音源が発掘され,SACDハイブリッドのCDとして発売されたものが昨日届く.

この頃のクライバーはバイロイトでトリスタンを指揮するなど,壮年期の充実した演奏を展開している.
いつ聴いても彼の薔薇の騎士には心を奪われてしまう.
やっぱ無理して東京で見ておけば良かった.
チケット確保できたのに,一生の後悔.

もう一枚.
マウリツィオ・ポリーニのショパン・リサイタル.
数年前にノクターン集を吹き込んだポリーニが,ショパンのプログラムでリサイタルを録音した.

正直,もっと新規に吹き込んでもらいたい曲が彼にはあるのだが,おそらくはレコード会社との契約上の問題なのか,一般大衆に受けがよく,セールス的にも一定の採算の取れそうなディスクを発売することが多いように思える.

ポリーニじゃないと弾きこなせない曲がまだまだあるのに,これは人類の損失といってもいいと思う.

ということで,寝る前の今はアルゲリッチの弾くリストのロ短調ソナタを久々に聴いている(どういう関連だ).
先日名曲探偵アマデウスという番組でリストのラ・カンパネッラが取り上げられていたのだが,超絶技巧に焦点を当てた分析のためやや物足りなかった.
やはりリストの曲で音楽史上決定的な役割を演じた曲はロ短調ソナタではないだろうか.
超絶技巧が確かに盛り込まれてはいるものの,古典的な形式を無視した一楽章形式や調整の解体を示唆するような曲調は後の新ウィーン学派を予感させる側面がある.

さて,寝ようかね.

疲弊してくたくた

約四時間に及ぶ交渉は,具体的な進展のない実りのあるのかないのかわからない内容だった.
疲れて家に帰って晩飯を作ったらもう時計は翌日になりそうな時間.
片付けしてたら日付が変わり,講義の準備が終わらずにもう午前2時を過ぎている.

あああああ,眠い.

ということで眠気覚ましにエスプレッソをいれたところ.

最近,Perl JamにNirvana,それとOasisを聴くことが多い.
ちなみに昨日は竹内まりやのベストとテレサ・テンのベストも借りたのだが.

2008年10月27日月曜日

今日見た映画

あげまん

伊丹十三監督
宮本信子主演

劇場での上映のときに見忘れた.

いつものように伊丹ワールドが展開されるのだが,テンポのいい展開もあいかわらず.
今の邦画の監督で社会性をスパイスとしてきかせて娯楽作品を作る人はいるのだろうか.

さて,明日(というか今日)は夕方から組合の交渉がある.
理事会側はあまりにも杜撰な内容で交渉に臨むようなので長くなること必至だ.
能力のない者ほど地位に連綿とする現象は本当に困ったものよ.

寝よ.

2008年10月26日日曜日

今日見た映画

赤いアモーレ

ペネロペ・クルス主演
セルジオ・カステリット監督/共演

オフィシャル・サイト
がまだ存在している.

ペネロペはすべてを受け入れる薄幸の女性を演じている.
イタリアという役名と呼応しているかのごとく.

でももう一方の主人公でもある外科医役については突然表に出てくる暴力性がよくわからなかった.
昔はこの手の映画に対して象徴的な意味をあえて説明しようとしていたが,最近はわからないことを無理に解釈しないように方針転換.

2008年10月25日土曜日

ボケっと頭をよぎったこと

会議にて。
イジ悪い発言を確信犯で繰り返す鼠オトコ。
給料泥棒なでくの坊の外国人教員。

図書館にて。
久しぶりに会った学生。
元気そうでなによりなのだが、無事卒業できんのかな。

妊婦の受け入れ拒否をめぐる舛添と石原のやりとりをテレビでみて。
責任逃れをしても死んだ人は還らない。
醜悪。

ツィメルマンの弾くショパンのバラードを久しぶりに聴きながら。
あらためてスゴイ演奏。
曲の世界に一気に引き込んでいく。

竹村和子著「フェミニズム」を読みながら。
精神分析をきちんと勉強せんとあかんなぁ。
しかし、読めば読むほど出口なしやな。

2008年10月24日金曜日

今日見た映画

赤い月(テレビ放映)

降旗康男監督
常磐貴子主演

なかにし礼の原体験に基づく小説を原作とした映画.
満州での成功と敗戦によるソ連の進駐と日本への帰還までを夫と子供を持つ妻である常磐貴子が演じている.
生への執着と愛を絡めた映画なのだが,テレビ放映のせいかは知らないがキャラクターの性格描写が中途半端で,ストーリー展開も唐突だった.

満州を題材に映画を作るのは面白い試みだと思うのだが,もう少しいい原案があればと思った.
このあたりは映画よりもドキュメンタリーのほうがふさわしいのかもしれない.

2008年10月23日木曜日

さようなら

増殖したカメラとレンズを整理して,もう少し身軽にしようと思い立った.
デジタル一眼レフが二台あったので,K100Dを親父に譲ることとした.
また,重複所有していたペンFやLeitz/Minolta CL,さらにタムロンのレンズをヤフオクに出品,売り払った.

それぞれ撮影時の思い出がつまったものだが,ちょっとすっきりもした.
あとはマニュアルカメラ用の古いレンズを数本処分したいのだが,どれにしようか選ぶのだけで時間がかかりそうだ.

もっとのんびり撮影にかける心身のゆとりがあればいいのだが,そうもいかない今日この頃.
明日も夕方から会議.
来週は月曜火曜と連ちゃんで会議.
講義もあるのであわただしい.

秋になり絶好の撮影日和になってきたのだがなぁ.

2008年10月22日水曜日

続タダの話

そういや,突如空き時間にいろんなプレゼントに応募し始めたこの頃.
割とあたるものもあって,現在までに以下の招待券があたった.

・来生たかおコンサート
・七夜待試写会
・ブーリン家の姉妹試写会
・エッシャー展招待券

映画の試写会はマメに応募するとあたると聞いていたが,それを裏付ける結果と言っていいかも.

そのうちデカイものにあたることを期待しているのだけどなぁ.

2008年10月21日火曜日

今日見た映画

七夜待

河瀬直美監督
長谷川京子主演

試写会にあたったのでえっちらおっちら天神まで見に出かけた.
つまらなかった.

カンヌで評価された作品を見ていないのでこの監督の世界についてはわからないが,この作品に関する限り背景説明もなく,登場人物の関連性も希薄で,仮にそれをあえて狙った作品だとしても不満の残る映画だった.

まぁ,試写会で見れただけありがたいかな.

2008年10月18日土曜日

タダでビールを飲んできた話

秋晴れの土曜,甘木にあるキリンビール福岡工場の見学をしてきた.

途中下車した二日市でしばしの散策.

送信者 日々是好日


庚申講の石碑を発見.

ゑびす醤油という地場の醤油屋を発見.

送信者 日々是好日


早速小瓶で醤油を購入.

路地裏の朝顔.

送信者 日々是好日


こっちと違ってのんびりしてますなぁ.

さて,キリンビールのお話.
甘木の工場で作られたビールは、山口を含む九州沖縄で出荷されるとのことだ.
また、この工場は製麦をおこなう唯一の工場らしく、ここで生産された二条大麦が他の工場でも使われているらしい.

土曜日の最終組ということもあって,通常の70分ではなく短縮版の50分の見学となった.
映像とガイドによる説明を聞きながら工場の主要な箇所を見学,その後試飲をすることとなった.
試飲は二杯まで準備されていたので,一番搾りとラガーをそれぞれ味見した.
ラガーには近年クラシックラガーが加わった.
また,ラガーは今年で発売120周年ということだ.

子供の頃親父の飲んでいたビールはいつもキリンだった,
クラシックラガーの味はその頃の味を思い出させる苦みなのだが,ラガーが120周年ということは現在発売中のラガーとクラシックラガーとがどういう関係にあるのか疑問に思ったので質問してみた.
現在のラガーは生ビールになっているとのことで,ラガー自体も明治〜大正〜昭和とことあるごとに味に変化が生じているとのことだった.
ちなみに12月には明治や大正期のラガーの復刻版が出るとのことで,楽しみにしたいと思う.

もうひとつ疑問だったのは,小学生の頃に親父が飲んでいたキリンビールの栓は裏側にコルクが貼っていたものだったのだが,これもいつしかプラスチック製に変わってしまったことだ.
栓の裏についていたビールの泡をなめたり,コルクをむしって遊んだことを思い出すとどうもプラスチックの栓は味気ない.
これについてもきいてみたところ,正確なことはわからないがだいたい1980年代に変わっていったとの答えだった.

キリンビールの福岡工場は,工場脇で育てていた麦畑を現在では春にはポピー秋にはコスモスを楽しめる広場として開放している.

送信者 日々是好日


週末ということもありこちらもものすごい人手で,家族連れから大人まで楽しめるようになっていて,変な遊園地に行くよりもずっといいのではないかと感じた次第だ.

送信者 日々是好日


帰りは薬院で電車を降りて餃子の李へ.
ここの餃子はうまいなぁ.
いつでも食べられるよう近所に引っ越そうかな.
餃子は食べるのに夢中で写真を撮り忘れたので,ラーメンをアップ.

2008年10月17日金曜日

Billboard Live Fukuokaに行った話

かつてのブルーノート福岡が運営母体の契約変更にともないビルボード福岡となったライブハウス.
ブルーノート時代に東京と大阪へ行ったことはあったのだが(チュチョ・バルデスとジミー・スミスを聴いた),福岡では今回が初めてとなる.

今回,オランダの黒人ジャズ歌手「ジョヴァンカ」を聴きにいってきた.
asahi.comでとりあげられていた経歴に興味を持ったのがきっかけだが,両親がキュラソー出身の移民2世ということで,オランダの植民地を研究しているものとしては見逃すべからず,ということだった.

久々のライブということもあり楽しめた.
今日は注文していたCDが届いたので,あとでゆっくり聴いてみようと思う.

ところでライブに行く前に大丸でお茶していたのだが,某K米大学の床屋氏とばったり遭遇した.
こんな時間になんでこんなやつがと思ったのだが,そのショックのためか直後にコムサでコートを衝動買いしてしまった.
ライブ代と併せて8万近くの出費.
世界恐慌以来の不景気と言われている中,なんて馬鹿なことをしたのだろう,と反省しきりの今日であった.

2008年10月15日水曜日

六本松散策

午前中講義を済ませ九大六本松キャンパスへ.
今日は講義が休講だったのか,キャンパスはがらんとしてのどかだった.

送信者 日々是好日


仕方ないので少し散策をした.

送信者 日々是好日


ざくろの実が熟れていた.

送信者 日々是好日


近所の餅屋さん.
じっちゃまとおばちゃんのやりとりがほほえましかった.
ここのキャンパスが引っ越したらこの周辺はどうなることか.
ちょっとした風情はおそらく消滅されるのだろうなぁ.

帰りは天神で魚を堪能.
しかし,講義の準備のために寝不足で調子の出ない一日だった.

六本松はまた出直しだ.

2008年10月13日月曜日

今日見た映画

DVDレンタルにて

パフューム

広場の群衆シーンが話題になった作品.
匂いフェチをシリアルキラーに設定して近世のフランスを舞台にしたのは面白かった.
ただ,匂いをもとにした追跡シーンはちと行き過ぎかな.
話題になった群衆シーンでは,楽園の匂いと罪の関係が原罪を想起させた.

映画としてやや物足りなく思ったのは,主人公の内面をもう少し掘り下げること.
匂いフェチでいくならば,個人的には,セクスィ部長に軍配をあげたい.

2008年10月12日日曜日

今日見た映画

どこぞの誰かのタイトルをパクってきました.

・テレビ放映
「フラガール」
松雪泰子/蒼井憂

子供の頃からテレビのコマーシャルで慣れ親しんだ常磐ハワイアンセンターの創立をフラダンスから描いた映画.
蒼井憂の演技に主演のはずの松雪泰子が食われていると言われた映画だが,なかなかがんばっていたのではないかな.

懐かしいなまりもあり,ところどころ耳慣れないなまりもありで,同じ福島県とはいえども山で隔てられていることもありいわき市は東京よりも馴染みがない.
現代美術のいい美術館があるらしいので,次回帰省することがあればハワイアンセンターと串刺しで訪ねてみたいものだ.

2008年10月10日金曜日

ひさびさ

職場のマスコット的存在のクロネコに再び子猫が.
今回は縞模様のチビが四匹.
今のところ元気に育っている.

送信者 ネコ


とにかく,隙あらば他のネコとじゃれあって,ものすごい活動量.
でも,しばらくしたらこのチビたちも独り立ちしなければならなくなる.

送信者 ネコ


さて,今回の撮影に用いたのは先日購入したばかりのiPhoneについているカメラ.
200万画素で,調べたら絞りは2.8固定のようだ.
パケット代も高いし,メアドも変更しなければならないし,カメラ機能も中途半端だし,なによりすでにiPod Touchを持っているのに・・・

送信者 ネコ

このふた月ほどに見た映画

何本かはタイトルを忘れてしまったり,見たことすら忘れてしまった作品があるのだけど・・・

・映画館にて
靖国
崖の下のポニョ
コレラの時代の愛
クロッシング・ザ・ブリッジ

・DVDレンタル/自己所有
ブラック・ブック
フィレーネのキライなこと
ヴェネツィア・コード
マレーナ
息子の部屋
リメンバー・ミー
ニュー・シネマ・パラダイス
美しき諍い女
トゥモロー・ワールド
紅の豚
天空の城ラピュタ
千と千尋の神隠し
もののけ姫
ブラック・ダリア
白いカラス
ブリジット・ジョーンズの日記
黒い瞳
存在の耐えられない軽さ
シンドラーのリスト
ムッソリーニとお茶を
ダニエラという女
たんぽぽ
善き人のためのソナタ
イン・マイ・カントリー
隠された記憶
小さな中国のお針子
ブロークバック・マウンテン
毛皮のエロス
Long Road to Heaven
メリッサ・P

・テレビ放映
生きる
激流
名もなきアフリカの地で
かげろう
猿の惑星リメイク版
スパイダーマン
ハウルの動く城

繰り返しになる作品も結構あるのだが,久しぶりに見返したらやはり見落としていた点がたくさんあった.
学部1回生の時(てことは20年前!)に見た「存在の耐えられない軽さ」なんて特にそうだった.

2008年10月9日木曜日

本業

本業は研究なのだが,どうも雑事にかまけて進んでいない.

6月に公表された論文も,久方ぶりに出たもので,本来ならたくさんの研究者にばら撒いて営業にまい進すべきなのだろうが,やっとこさこの月曜日に発送を済ませた.
しかも,発送した数わずか12名分.
さらに,同封した添え状の日付は9月29日.
投函するまで一週間ほったらかし.

やる気あるんかねぇ,といわれても仕方のないことか.

もともと遅々として進まないのだが,共同でおこなっている翻訳も出版社から届いたゲラの校正がやはり問題ありで,さらに遅れそうではある.

次の論文のネタはといえば,科研がらみで自分のものと分担分でなんか書かなあかんなぁ,と思ってはいてもエンジンがかからない.
そんな体たらくで最近は毎日映画を見てばっかり.

本格的に後期が始動して,また冬までどうなることか.
ぶつぶつぶつ.

2008年10月3日金曜日

秋晴れ

秋晴れだったので天神で本屋にでも行こうと思い,夕方から出かけてみた.

送信者 日々是好日


自宅から天神までは西鉄バスで15分から20分程度はかかってしまう.

送信者 日々是好日


運賃は片道360円.
阪急電車で神戸から梅田まで行けてしまう料金だ.
高い.

晩飯を食べようと赤坂近辺をぶらぶらしていたら,なにげに見つけた猿の軍団.

送信者 日々是好日


これはいったいどういうことだろう.
なにゆえ猿のお面をこんなところに.

帰宅前に喫茶店に寄る.
新規開拓.

送信者 日々是好日


雰囲気はよかったのだがやかましい客がいて難儀した.
しかも,なぜかここの店内にも猿のお面が.

送信者 日々是好日


猿の謎が深まるばかり.

2008年10月2日木曜日

いよいよはじまった

後期が始まりました.
早速いや〜な気分に.
はたして無事年を越すことができるのだろうか.

涼しくなってきたので,ぼちぼち写真も再開できればいいのだが.