2007年12月30日日曜日

どうしようかな

作業が進まない.
写真でもアップしたろ.



福岡市立文学館.
近くの日銀福岡支店とならび数少ない近代建築.
福岡は空襲のせいなのか高度経済成長期の開発のせいなのかわからんが,とにかくいい近代建築が少ない.
九大箱崎キャンパスの工学部の建物などもいい風情を醸し出しているのだが,キャンパス移転にともないどうなることやら.

中州方面をのぞむ.



おまけ.



今年も貢ぎました.
しかし,デカデカと広告を出している割にサービスセンターがないのは悲しいなぁ.
オリンパスなんて福岡で利用者を対象としたクラブを設置しようとしているのに(OM-1があるので加入検討中だったりするのだ).

2007年12月29日土曜日

年末の風景

昼飯を食べに行くついでにカメラを抱えて出かけてみた.

近所の教会は蔦の絡まる雰囲気ある建物.
その扉にはクリスマスの飾り付けがそのままにしてある.



商店街は年始を迎える食材の買出しを求める人でちょっとだけ賑わっていた.



商店街を通り抜けると病院がある.
病室の窓なのだろうか,サンタのぬいぐるみを飾っている.



駅前の再開発地区へ.
野良猫の住処だったボロアパートが取り壊され,猫の姿は見えなくなった.



いよいよ残るは数軒に.
ここの再開発が完了する前にどっかへ引っ越そう.

珍しく荒れる天候の年末年始になるらしい.
ここも昨日から雨が降ったり止んだりで,気温もぐっと下がってきた.



秋らしい秋も冬らしい冬もとんとごぶさたのここ数年の気がする.
去年はジャカルタだったのでまったくといっていいほど正月気分に欠けていたのだが,今年も原稿の締め切りで違った意味で年末年始が盛り上がらない.

さ,気分転換して作業に戻ろう.

2007年12月28日金曜日

シンクロニシティ

ポリスでピンときた方,お友達です.
ユングでピンときた方,残念でした.

今日は忘年会.
帰宅途中にタワーレコードに寄ってポリスのシンクロニシティー・ツアーのDVDを買って帰りました.



昨日はU2のJoshua Treeの25周年記念アルバムを購入.
80年代はロック最後のきらびやかな時代だったとしみじみ.

コンピューターでいくらでも音楽を作れるようになってからかえって想像力/創造力が衰退したようにしか思えない.
同じことは昨晩まで衛星で放映されていた怪奇大作戦を見ながら感じたことだ.
特撮も今ではCGで好きなようにできるけど,制約のある時代に作ったものほど今見ても斬新.

人間は外的環境が整えば整うほどかえって創造性が減退する生き物なのだろう.

朝から掃除

部屋のことではありません.
混迷を深める部屋の掃除はしばらく放置状態.

昨日研究室においているSLにつけているタクマーレンズ1.4/50のホコリをブロワーでプシュプシュ吹き飛ばそうとしたところ,ブロワーからホコリの塊がレンズに吹き付けられて愕然.
ひとつのホコリを吹き飛ばそうとしてレンズに大量の,しかも粘着質のホコリが叩きつけられてしまった.



こんな状態に…

自宅に持ち帰り今朝早速掃除をすることとなった.
無事に復活したので,ペンタックス製M42マウントの銀塩カメラを並べてみた.



向って右が問題のSL.
中央がSP.
現在フォクトレンダーのウルトロン2/40をつけている.
このレンズ,パンケーキタイプがKマウントで発売されるニュースをきいて唖然.

しかも以前トプコール1.4/58の復刻レンズをがんばって購入したのだが,光学系の設計を同じくするレンズも同時に発売されることを知り,さらに唖然.
復刻したレンズの評判がよかったので,ラインアップに加えて売ります,ということらしいのだが,これってツァイスレンズと言っていいのか!?
オリジナルのツァイスにはないレンズのはずなのだが…

正直,両方そろって欲しいけど,もうカネナイヨ.

左のブラックボディもSL.
現在2.8/25のディスタゴンを装着中.
これも今ではKマウントで買えてしまうのだ.

M42マウントさえもっていれば,アダプター使ってKマウントにも使えるので,済む話だと自分に言い聞かせることもできるが,物欲は限りない.
煩悩丸出しの年末なのである.

第九のこと

年末に第九というのは,神州不滅の我國固有の習俗である.
並居る第九の音盤のなかでも,ダントツにというか世界遺産級の価値を持つ演奏がフルトヴェングラーによる演奏,とりわけ1951年のバイロイト音楽祭再会の杮落としとして演奏されたものだ.

当初録音を担当したEMIの名ディレクター,ウォルター・レッグは,カラヤンの演奏を録音するついでに撮っておいたらしい.
「ついで」の録音が,その後半世紀以上第九(とフルトヴェングラー)の真価を伝えることになるとは皮肉な話でもある.

この年末,なぜか,まったく唐突にこの日の演奏の別音源がCD化され,発売された.
この演奏のCDをめぐる話といえば,これまでは,状態のよい音盤を探してリマスタリングするのが常であった.
ところが,バイエルン放送局の収録していたテープが発見され,紆余曲折を経てORFEOからの発売に至ったらしい.

ORFEO盤とEMI盤を比べた結果は,当初ライヴ盤として誰も疑わなかったEMI盤がどうやらリハーサルでの演奏を収録したものらしいことである.
これは正直たまげた.
今頃こんなメガトン級の衝撃をともなうテープが見つかるなんて意外なことだ.
年末の残りはこいつとじっくり過ごすとするか.

2007年12月26日水曜日

櫛田神社にて

先日櫛田神社を訪ねた折に撮った写真を数枚アップ.

まずは,「明治二十七八年征清記念之碑」.



おいおい,いきなりかよ…
箱崎宮といい,やっぱ黒龍会発祥の地だけあるわな.

お次は境内裏手にある博多塀.



正直,なんてことはない印象を抱いてしまうのは,この塀で建っている家が現存していないためだろう.
ベー.
すぐ隣には川上音二郎の寄進した(なにを?)ことを記念する碑が建っている.

櫛田神社境内の山笠,「神武天皇征討の笠」…



さっきの碑といい,一貫しているといえなくもないのだが.

境内隅っこには,色々な機会に寄進された碑を捨てるわけにもいかなく,無造作に並べられている.



川端通り商店街方面の出口を出ると,超短い門前町の名残があって,茶店の店先に置かれていた手水桶にめだかが泳いでいた.

夜の光景

なんの変哲もない光景なのだが,夜はいろいろと見たくないものを隠してくれる.



長時間露光で都市の光景を切り取るのも面白いかもしれないなぁ.
確か,誰か写真家が東京の川の夜景を連作で撮っていたはず.
なぜかウィーンで見たのだが,あの写真家の名前はなんてったっけ.

2007年12月25日火曜日

クリスマス・イヴだそうで

今日はイヴ.
軽薄な日本の年末を象徴する毎年の行事と翻訳すべきか.

かくいう自分もビールを買いに近所のジャスコに出かけた際,専門店での20%オフで衝動買いをしてしまった.



スウェーデン製のおもちゃの犬.
ぼきを買って帰ってちゃぶ台,と目が訴えかけていたため,連れ帰ることに.
レジではBMWのクラシックカーのおもちゃがこれまた誘っていた.



晩飯はナスとベーコンのトマトソースのパスタ.
久々に作ったのだが,うまかった(自画自賛).



もちろん,おもちゃを買うのが目的ではなく,気になっていた調理道具を買うことにした.
月兎ブランドのホーロー製シチュー鍋
シチューもいいが,すじ肉の煮込みにでも使おうかな.

2007年12月24日月曜日

M42ごっこ

12月16日の夕焼.
FA28で撮影.
手ごろでパフォーマンスの高いレンズだ.



年末年始は作業の合間に写真を撮りたい.
K100DにM42マウントのレンズを装着して遊ぶことにした.

ツァイスのプラナーT,1.4/50ミリ

このレンズ,独特のボケ具合がすごいのだが,使いこなすのに相応のテクを要求してくる一筋縄ではいかないレンズである.

ま,とりあえず試し撮りということで.


2007年12月23日日曜日

水炊き

昨日文楽のあとは忘年会.
博多に来てはじめての水炊き.

ちょっと待ち時間があったので博多座近辺をぶらぶらしてみた.



昔地場のデパートで玉屋というのがあったが,1999年に閉店した.
その跡地に商業施設ができたので,のぞいてみたところマハラジャが開店していた.
ディスコに通ってた学部生時代が懐かしいなぁ.
ははは.

それにしてもこの商業施設,空き店舗ばっかでまったく成功しているようにはみえないのだ.
赤字抱えて身売りは時間の問題だろう.

水炊きは「いろは」という店で食べた.



最初に鶏肉をゆでて,次にミンチ,最後に野菜と順々に食べていくなんて知らなかった.
最後はおじや.



二次会は金欠のため,T雄クンにお金を借りてしまった.
ありがとう.
貸したことは忘れてください.

暮れの博多座

昨日は博多座で文楽を見た.
メインとなる演目は仮名手本忠臣蔵の九段目,山科閑居の段
住大夫師匠の語りにツレ弾きは錦糸さん.

当年83歳となる住大夫師匠,目利きが聴けばさすがに衰えが出てきているのは正直なところだが,まだまだ格下の大夫と比べても芸の風格は比べ物にならない.
年末に十九大夫の不祥事が発覚したこともあり,まだまだ文楽を引っ張っていかねばならないとの思いで舞台に臨んでいることは明らかだ.

錦糸さんの三味線,大曲かつ難曲である山科で織り込まれる二つの家の情の絡み合いを三味線の音でどのように表現していくか.
4年ほど前に聴いたときはまだ頭で弾いているように聴き取れた箇所もあったが,場数も踏んで懐の深い表現になっていたように思った.

年明けの国立文楽劇場での公演,見に行きたいところだ.

2007年12月21日金曜日

ちょっとだけブレイク

今日で今年の講義はおしまい.
あとは25~27日までサービスで授業の補足をすることになるが.これは準備が不要なのでまあいいとしよう.

今晩は授業をとっている学生3名と忘年会で焼鳥を食べる.
年頃の少女は扱い方を慎重にしないと傷つきやすいので注意注意.

明日は午前中文楽を見る予定.
これまた久しぶりで,1年以上見ていないので楽しみだ.

演目は仮名手本忠臣蔵九段目なのだが,住大夫師匠での九段目はこれで4回目かな.
大曲なので語るほうも技と体力が要求される難曲のひとつだが,齢80を超えて語り続ける姿勢にはホント敬服してしまう.
大夫の修行に比べれば大学教員の悩みなど蚊の羽音程度であることは確かである.
私は修行が足りません.

2007年12月20日木曜日

あと1日

明日を切り抜ければ一息,といきたいところだが,25~27日と学生サービスがある.
早く論文の修正作業に取り掛かりたいのだが.

今晩の会議も相変わらずだった.
どうしてああも杜撰な人たちの尻拭いをこちらがしないといけないのだろうか.
疲弊徒労放屁.

2007年12月16日日曜日

ローザな1日

ローザって加藤ローサではありません.

先日アマゾンの中古販売で注文していたローザ・ルクセンブルグのDVDが届く.



ローザ・ルクセンブルグは1985年頃から87年まで活動していたバンド.
京都で結成され,NHKのなんとかっていう素人勝ち抜き番組で優勝して,当時坂本龍一や矢野顕子が作っていたMIDIレコードからアルバムを2枚,ミニアルバム1枚,そしてCD2枚組みのライヴアルバムを出して解散した.

ボーカルの「どんと」とベーシストの二人はボ・ガンボスを結成,ルーツミュージックを日本のポップ音楽に導入する大きな功績を果たした(商業的にもデビューアルバムは大成功だった).

ローザは,なんといっても各メンバーの異なる音楽的背景が奇跡的な融合を果たし,オリジナリティあふれる音楽を編み出していた.
高校時代をリアルタイムでローザに熱狂し,大学進学で京都に住めばライブにいけるだろうと思っていた矢先に解散してしまい涙の日々を過ごしたのでした.

このビデオは解散1日前のライブを収録したもので,発売されたときに既に購入しているものだ.
どんとが37歳という若さで急死した後,2000年にローザ時代のレコードやボ・ガンボスの音源・映像がリマスターされて再発されたのだが,このライブビデオはVHSで発売され続けていた.

その頃,どんとを追悼する様々なイベントに出る中で知り合ったローザファンやスタッフ,かつてのメンバーの方と話す中で,ライヴ・オーガストと題するこのビデオのDVD化をこちらはリクエストしたことがある.
だが,採算が取れないのではないかとの答えをもらっていた.

そして福岡に来てバタバタとしているうちに,なんとライヴ・オーガストは知らないうちにDVD化され,しかもこちらの知らないうちに品切れになっていた.
八方手を尽くしたが,結局アマゾンで購入することになってしまい,DVDの定価3800円に対し中古価格1万3800円という値段で買う羽目におちいってしまった.

今日は久々に映像でローザを見て,音源をすべて聞きなおし,部屋で熱唱.
亡くなる少し前にどんとのソロライブを見て,彼と話したことをあらためて想い出し,いろいろなことに思いをめぐらせた.

どんとが亡くなった年齢を超えてしまい,あいかわらず日々のつまらないことに心身ともに労力を割いている毎日.
型にはまらないで自由に生きるのは,大変なことだ.

2007年12月15日土曜日

完全オフ

今日は気分転換のために完全オフ.
論文の書き直しも気にはなるが,歯も痛いし,来週は会議が昼休みまでつまっていて,荒れる週になることは明らかなので,あえてなにもしない日にしている.

とはいえ,iTunesにせっせとCDのデータを移したり,フォトショップで取り込んだネガの修整をしたりでもう夕方になってしまった.

クナッパーツブッシュが1956年にバイロイトで指揮した指輪.
13枚組のセットのデータ移行完了.
で,今はエヴァンスがリバーサイドに残した全録音を聴きながら,これまた12枚組みCDを移行中.

さすがに冬になって,ベランダからの景色も色合いがかなり淡くなってきた.



そろそろ夕飯の支度をせねば.

難波でなんぼ

先日中之島に泊まったのだが,淀屋橋まで行く途中に見かけた光景.



これなんや,と思ったのは一瞬のことで,すぐに思いついた.
ホームレス除け.

景気回復といいつつ,難波の交差点,つまりものすごい繁華街のど真ん中の光景.



福岡にいる間に忘れてしまったことがいくつかあって,そのひとつを思い出した瞬間やった.

おまけ.
この日は12月8日だったので,真珠湾を奇襲した日にあたる.
右翼が真珠湾奇襲を称えるデモ行進をしていた.

2007年12月13日木曜日

神戸な話

明日の準備が終わらん.
先週自己決定権とのかかわりで代理出産をテーマに話したところ,感想の記述が多くてまとめるのに一苦労や.
気分転換したろ.

先日の神戸はカキフライを食べに行ったようなもんやった.



センター街の裏にある某洋食店.
ここは牡蠣がでかくて揚げ方もぷりぷり感たっぷりのおいしいフライなのだ.
5年ぶりくらいになるのかなぁ.

ちょうどルミナリエが始まってたので,これも見てきた.



これを見るといつも震災の頃を思い出す.
その記憶が薄れる中,ルミナリエは今やほとんど観光スポット化してしまっている.
しかも,予算の状況が厳しくて来年度の実施が不明とのことだった.
ここ数年,いつもこの調子が続いてきた.

東京が早速真似て丸の内で同じようなものを開催しているが,あっちは並みいる企業からの寄付金で潤っているのだろう.
似たような話はついぞ聞かない.

震災の直後,「東京で同規模の地震があったら」とよく言われたが,やはり他人事でしかなかったのだろう.
世界の中心は東京って気分は,なにも変わっちゃいない.

おまけ.
ME Superで撮ったルミナリエ.
ISO100だが,結構いけた.

大阪~神戸

週末は学会へ行かんと以前から予定していた大阪へ.
今回はME SuperにFA31 Limitedをつけて出陣.



宿泊先の中之島にあるリーガ・ロイヤルでチェック・イン後,久しぶりにミナミをぶらぶら.
まずは昼飯を食べに自由軒へ.



相変わらず蝶々さんがレジでお出迎えやった.
名物カレー.
織田作好み.



卵から放たれる神々しい光を見て頂戴.



この後,卵は無事ぐちゃぐちゃにされ,ソースと混ぜ合わされたのでした.
満腹になった後は天王寺へ.



キッチュな空間が目の前に広がる.
すばらしいラブホ.

この日のお目当て,新世界.



これまた久々やったが,ちょっと街並みも変わってきた.
転職祈願が最大の目的であり,そのためには通常の神頼みでは足りない.
そこで思いついたのがビリケンさん.



来年度は脱出できますように.
ちなみにビリケンさんの台座には英文が刻まれているのに初めて気づいた.

"The God of things as they ought to be"

エレベーターの中でもお出迎え.



それよりも,帰りに恵比寿駅方面にテクテクあるってたらなんと澤野工房の店舗を発見.
本業ははきもの店だったなんて…
ジョヴァンニ・ミラバッシは最高です.



他にも地下鉄駅構内に,



こんなんとか,乗換えの長堀駅では



こんなんとか.



心斎橋のイチョウも一面散っていた.



大丸もクリスマス用にライトアップ.
晩飯をかつて良く通っていた近所の洋食屋でとる.
ハヤシライスとコロッケを注文.
こっちは,シェフが代わって味が落ちたなぁ.

ホテルに帰っておやすみなさい.
神戸方面を望む夜景.

かなり痛い

昨夜は歯痛のため夜中に二度も起きた.
頬もはれていたのでいよいよ歯医者に行く.

忘年会に間に合うよう応急処置でもと思っていたら,思いのほか深刻な虫歯の進行具合だった.
通常虫歯は歯の外側から進むはずなのに,なんで詰め物した内部が虫歯になるのだろう.
銀歯をかぶせる前にきちんと消毒していたはずなのに…

いずれにせよ,神経も一部腐りかけていて,忘年会どころか長期戦覚悟の事態になった.
薬をもらい,今は頓服で痛みを抑えている状態である.
18,21,22,25,27,28日とすでに忘年会の予定が入っているのだが,どうなるの!?

2007年12月12日水曜日

イタイ

先週から歯が痛い.
美味いもん食っても痛い.
ほっといても痛い.

論文の修正をせなあかんみたい.
1月4日締切厳守ということらしい.
ただでさえどたばたしているのに加えて,年末年始がつぶれるではないか.
ああ,頭痛い.

2007年12月8日土曜日

シュトゥックハウゼン

12月5日に亡くなったらしい.
彼のホームページに告知されているが,今日8日の朝日のネット版で知った.

比較的早くなくなってしまったノーノ,現役バリバリで活躍するブーレーズとともに三羽烏と称され,戦後の現代音楽界を開拓・牽引してきただけに時代の終わりをあらためて感じてしまう.

構造だけで成立しているような,初期のコントラプンクテがとても好きなのだが,近年の作品は話題性が先行して聞いてこなかった.
CDも価格が高めに設定されていたからあまり買いそろえることができなかったし.

来週火曜日にコントラプンクテを流してみようか.
合掌.

12月8日

今日の講義で言い忘れた.
12月8日の歴史的意義.

日本人としては真珠湾の奇襲攻撃.
個人としてはジョン・レノン暗殺の日.

で,気がついたら12月8日.
ヱビスビール飲んで書き込んでいる私はただの酔っ払いでしょ.

やっとこ

今週も乗りきった.
しかも天気の悪いどよどよの一日.

福岡に来る前は火の国九州のイメージがあったのに,実際来てみたらえらく冬の天気が悪くて意外だった.
ま,福島育ちのこちらとしてはあんま寒くないのだが.

さて,本日の憲法の講義はリクエストの多かった代理出産に関するドキュメンタリーを見せて,向井亜紀さん夫妻の起こした訴訟を紹介した.

代理出産による子供を実子とする出生届を受理しなかった品川区を相手取り,法律上の親子関係の確認を求めた訴訟である.
東京高裁が法律上の親子関係を認めたのに対して最高裁は現行民法の解釈では親子関係を認められないと却下した.
高裁と最高裁の判決文を読んだのだが,高裁の裁判官はかなりがんばって親子関係の認定を主張していたのが印象に残った.

ドキュメンタリーが代理母を肯定する視点(お涙頂戴もの)から描かれていて,感想を読むと8~9割方代理出産を容認する見解が多かった.

個人的にはテレビ番組の描いていない視点に想像を働かせてもらいたかったのだが,それは過度な要求だろう.
ただ,ちらっとしか紹介されていなかった代理母側の危険性や有償での契約といった点に反応して,代理出産肯定派から反対に回った学生がわずかながらいたことは興味をそそった.

しかし,講義で提出してもらった感想も,直接学生と話すともう少し違った意見が出てきたり,さらに深く掘り下げた意見が出てきたりで面白い反面,感想を集約する意義について考えさせられる.
ホントは1対1で話すのが一番いいのだけど,いろいろな意味でやりにくいわな.

2007年12月6日木曜日

ミノルタ二題

二題ってのは,二台のこと.
1500円で購入したハイマティックCとCLEのネガがあがってきた.



これはまあまあだったが,他はよくなかった.



コニカのコンパクトカメラの方がずっといい描写だな.
しかもシャッターがときどき逝かれてまう.

他方CLEは,ピントのヤマをつかむのが思ったより難しかった.



夜の香椎浜.

シルクの雲が広がる夕暮れ.



この2枚はリバーサル使用.
発色が抜群にきれいだ.
マックで見るとさらにきれいに見える(今はiMacで書込み中).

しかし,スキャン時に派手にホコリが混入してしまった.
レタッチで修正したが,なんとかならんのかい.

冬休みが間近だが,同僚からいただいて先日修理が済んだペンタックスのMEスーパーが出番を待っているのであった.
今日試しに数枚撮ってみたが,オリンパスのOMに対抗しようと開発された機種だけあって,ちっこい.
これは持ち歩きたくなる気分にさせるなぁ.