5~6年前に実家が引っ越すまで住んでいた家には,庭にプラムの樹が植えてあった.
毎年夏になるとたわわな実がなり,小学生の低学年の時には学校へ差し入れにいくほどだった.
食べ切れなかったり,酸味の強い実は煮詰めてジャムにしていた.
おととい近所のジャスコに出かけたとき,プラムを売っているのを見かけ,懐かしく思って購入した.
さすが売り物だけあって,甘みが強く,なによりも赤い発色が鮮やかだ.
おいしかった.
今両親の住んでいる家には2~3度しか泊まったことがない.
しかも,どこか他人の家に泊まる気がして落着かない.
大学進学して一人暮らしをするために幼少から育った家を後にしたのだが,今でも実家というと記憶が庭のプラムの樹と一体になっている.
引越しに際してこの樹だけ移植できないか両親に再三お願いしたのだが,結局だめだった.
祖父が私の生誕を記念してプレゼントしてくれた樹だったらしい.
甘くて酸っぱい子供の頃をその味のように思い出す.
6 件のコメント:
あぁ、そういうのってあるよね。僕も育った家はもうなくて、他人の家が数軒立っている。
僕も自然豊かすぎなところで育ったせいか、どんぶり一杯の苺とか、とれたてのグリーンアスパラガス山盛りとか、今では考えられない贅沢をして育った。
自家製プラムのジャム、イチジクのジャムは、完全に失なわれた味だわ。あの材料がもう手に入んないもの。
ちなみに梅とかプラムとかイチジクの木に、毛虫がウジャラウジャラ湧いていたのも思い出した。(煙りで燻すとワラワラ落ちてくるんだな。)
他人の家が数軒って,元の家ってよっぽど豪邸???
庭のくだものでいえば,あとはいちじくも楽しんでた.
イチジクの木には,カミキリムシが集まるので,それを捕まえるのも楽しみだった.
カミキリムシなんて,今の学生はダメみたい.
存在自体を見たことないってさ.
やれやれ.
田舎だし、僕はナロードニキで、親父は地主の分家の二代目だから土地はあった。過去形だ。
ぼくはずっとマンション暮らしだったけど、幼稚園から小1の2年だけ東京(三鷹)の社宅(やっぱり団地なのだけれど)の1階に住んだことがあって、軒先にビワが生えていたのを覚えています。ザクロの木もあったなあ。
>カミキリムシ!
頭の上に乗せるとホント髪切るよねー。
そういや,学部生時代に仲の良かったヤツも地主の家系だったな.
高校生でハワイに留学してアメリカかぶれだったくせに,GHQの農地改革を怨んでいた.
皇道主義者の私としては,やはり公地公民が勤皇の道の本意なので,所詮は狭い私有財産の枠内の議論としか思えなかったが.
コメントがなかなか反映されないと思ったら,ケンケンとダブってたみたいだ.
シンクロニシチィ.
ポリスの再結成ライブ,行きたいよ.
コメントを投稿