2009年12月31日木曜日

2009年を振り返る

自分が欲するところをやり遂げたという感のない一年だった.
来年はたくさん本を読み,いい写真をとれるよう腕を磨きたいものだ.

送信者 天神散策

バイロイト2009 パルジファル

今日が最後の放送日だったバイロイト音楽祭2009.
パルジファルが放送されたのだが,部屋の片付けをしていて気がついたら放送開始時間から約50分が経過.
あわててアンプの電源を入れたのだが,当然のことながらDVDプレーヤーには50分の無音時間しか録音されていなかった...
誰か親切な方が第1幕だけでもエアチェック音源を提供してくれないものだろうか.

年の暮れも押し迫ってきて,最後の最後でポカをしでかすのが,いつもながら進歩のない我が身である.

それにしても,今年の暮れはジルヴェスター・コンサートは放映されないのだろうか.
NHKのBSもFMも,クラシックや義太夫には充実したプログラムを組んでいるようにはどうも思えない.
大晦日にプレミアの試合を三つも連続で放映するなんて,いくらサッカー好きなこちらといえどもあまり喜べない状況である.

残すところあと1日の2009年だが,読み残している「第三帝国と音楽家たち」だけでも読み切りたい.
が,明日も部屋の大掃除に年越し蕎麦の準備やらどたばたと.

2009年12月29日火曜日

バイロイト,オーディオ・キャプチャー,アーセナル

仕事納めで一応仕事から解放されたこともあり,今晩はたまったエアチェックの整理をしていた.

Linear PCMで音声だけをDVDで録音した番組をディスクに焼いて,それをパソコンでリッピングして,Sound Engineで編集し,iTunesに取り込んで,AACファイルに変換,iPodに転送という作業になる.
いい演奏の場合は,CD-Rに焼いて,通常のCDプレーヤーでの再生にも対応できるようにしておく.

ちょうど年末で恒例のバイロイト音楽祭をNHK-FMが放送していることもあり,2004年から録りためていたライヴ音源を集中的に片付けた.

バイロイトの音源も昨年からCD化して即販売という体制になったようで,ティーレマンによる去年の指輪がもう入手可能だ.
個人的には,急逝したためにバイロイトで一度しか指輪を振っていないシノーポリの音源をCDにしてほしいのだけどなぁ.

ティーレマンは,1997年に冬のベルリンで雪の降る中を劇場まで歩いて,マイスタージンガーを見たことを思い出す.
来年はミュンヘン・フィルを率いて福岡にも来るようなので,聴きに行ってみるか.

というような作業をアーセナル対アストン・ヴィラの試合を見ながらしていたのだが,セスクが投入された後半からがらっと試合が変わった.
ナスリやウォルコット,エドゥアルドといった選手がもっと積極的にゴールを狙わないと,勝ちきれない試合が多いだろうな.

DATやMDに録っている音源も早くデジタル・データ化しておかないと,そのうち再生すらできなくなってしまう.
オーディオ・キャプチャーを買わんといかんなぁ.

2009年12月24日木曜日

博多座文楽公演

今年最後の文楽.
3月に戸畑で行われた巡業を見て以来なので,9ヶ月振り.
関西に住んでいた頃はひと月に8回くらい行ったこともあったのに,1年でわずか2回では耳が悪くなるなぁ.

午前の部は菅原伝授手習鑑.
メインは住太夫師匠による桜丸切腹の段.

白太夫の内面表現は,爺の語りを得意としている住太夫さんならでは.
最後の付近ではちょっとお疲れかなとも思えたが,お年を考えれば立派です.
錦糸さんの三味線も端正で,もう少しユーモアがあってもいいくらいだった.

天拝山の寛治さんは,軽やかで伸びのある三味線で,いつもながらどうしたらあのような音が出せるのか不思議でたまらない.
津駒さんは,ちょっと声が疲れ気味で,いつもの伸びのある声が出ていなかった.

午後の部は義経千本桜と新版歌祭文.
それぞれ,河連法眼館の段に野崎村.
河連法眼館は咲太夫さんに燕三さん.

6年ほど前に文楽劇場で義経の通しを見た時にもこの段を咲太夫さんが語っていたが,その時の方が狐の語りを特徴的に表現していた.
今回はやや控えめだったように思う.

野崎村は,嶋太夫師匠.
久しぶりに聴かせてもらったが,変わらぬ張りのある艶やかな声が健在で,堪能させてもらった.
唯一,客席からもかけ声がかかり,博多にもファンがいるんだと感心.
相方が清介さんから清友さんに変わっていたのだが,この辺の事情はつまびらかではない.

とにかく久々に見た文楽だったのだが,人形よりも義太夫にばかり関心がいってしまい,素浄瑠璃で十分だったと個人的には感じてしまった.
来年はもっと多くの時間を文楽に割けることができるよう,心がけたいものだ.

2009年12月22日火曜日

井上陽水@福岡サン・パレス

井上陽水のライヴに行ってきた.
6時開場,6時半開演というやや早めのスケジュール.

送信者 日々是好日

開演前のステージ.
立体のオブジェが三つつり下げれていて,モニターになったり照明になったりとするのだが,シンプルなステージといえる.

地元ということもあり,たくさんのリップサービスを会場の客にあげて,単純な地元ファンは大喜びという構図.

演奏が始まってしばらくはPAの調整のせいか,ギターの高音がシャリシャリ飛び出すぎて,ヴォーカルを消していたように聞こえたが,一度フル・アコースティックでの演奏をはさんでからは最後まで問題なく進んでいった.

新旧織り交ぜて約2時間ちょっとのステージは,フルコースをいただいた満足感でいっぱい.
相変わらずの妙チクリンなMCをはさみつつ,ライヴならではの圧倒的な声の存在感をあらためて感じて帰ってきた.

今年は祝日に博多座での文楽をのぞけば,これでコンサートはおしまいのはず.
10月のライプツィヒ・ゲヴァントハウスから11月の内田光子,そして今月の陽水と3ヶ月続けていい演奏を聴けて感謝.

来年はどれだけホールに足を運べるのだろうか.

2009年12月20日日曜日

ひさびさ

年末はどたばたとして,どうしても更新が滞りがちになるなぁ.

給与削減をめぐる交渉に駆り出されたり,雇用に関して問題のある調査票への対応に追われたり,平穏に仕事をさせてほしいのだが,困ったことだ.

そうこうするうちに,すっかり冬模様で,初雪をみたり,今月も残すところ10日ほどになったり.

今日は忘年会.
院生時代の先輩と知り合いの3人.
こんな天気では,フィルムカメラで撮影している余裕はないだろうな.

送信者 Yashinon

2009年12月8日火曜日

蜷川実花

送信者 日々是好日

展覧会のチケットが当選する.
といっても,会場が高知県なのだが.

これを口実に,久しぶりに高知まで足を伸ばしてみるか.

活版印刷

送信者 Yashinon

警固にできたラボを訪ねてみた.
2階で活版印刷の紹介を兼ねた小さな展覧会を開催していて,その様子を写した1枚.

活版印刷にも銀塩写真と似た独特の味わいがあり,その共通性に惹かれたラボの方の企画による.

送信者 Yashinon

2009年12月6日日曜日

住吉神社

先日,数年振りに住吉神社を訪ねた.
多分,5年振りくらい.
すぐ近くに富士フィルムのフォトサロンがあり,そちらをのぞくついでに足を伸ばしてみた.

富士フィルムのサロンは,来年で閉鎖が決まっているらしく,写真展もあと数えるほどしか見ることができない.
今回はオーストラリア,特にタスマニアの風景を撮影している相原さんという方の写真が展示されていた.
飾られた作品を見ているうちに,自分もでかいサイズでプリントしてみたい気になったのだが,ただの自己満足だなぁと思い直す.

住吉神社は,博多の歴史の中では古い神社であるにもかかわらず,さほど大きい境内ではない.
面白かったのは,境内に掲げられていた古地図.

送信者 日々是好日

鎌倉に描かれた古地図を江戸期に模写したものと説明されていたが,これを見ると博多湾がかなり内陸に入り込んでいたようだ.
地名のほとんどは今でも残っているが,現在その地名を思い浮かべると,そこからここに描かれた地形を想像するのは困難だ.

どうやら,福岡は昔から土地を埋め立て,切り貼りして道にしたり宅地にしたりが進んでいた土地のようだ.
住吉神社も昔と比べると境内の参道がかなり短くなり,道路が横切っていることが散策するとわかる.

送信者 Pancolar 1.8/50

当初の鳥居ももっと那珂川寄りに立っていたようで,それを偲ぶ石碑があった.

送信者 日々是好日

昭和49年に移転したと刻まれていることから,現在のちょっと情けない参道になってしまってから35年ということになる.

住吉神社も櫛田さんも,もう少し緑豊かで広い神社であってほしいのだがなぁ.

送信者 Pancolar 1.8/50

2009年12月1日火曜日

長崎にて

送信者 長崎

旧町名をあえて残しているのには,理由があるのだろうか.

長崎に持参したのは,Bessaflex TM.
レンズはFlektogon 2.4/35,Auto Topcor 1.4/58,Pancolor 1.8/80のM42マウント3本.

天候に恵まれなかったことも影響したのだが,フレクトゴンの使い勝手が良く,ほとんどこれ一本で済んだようなものだ.