今日はアムステルダムを訪ねるつもりだったが,新生銀行口座に預金がなく急遽予定を変更,ライデンに留まった.
出発前に入金をしておかなかったのを忘れていて,ネットバンキングで口座間の送金をしても明日にしか引き出せない.
おばか.
そこで思い立ってほぼ10年ぶりにライデン市博物館を訪ねてみた.
17世紀にライデンでは毛織物産業が盛んになり,街の繁栄を支えた.
博物館の建物も,もともとは毛織物工場だったらしい.
そのため,博物館は絵画のみならず毛織物業,さらにはライデン市の歴史を概観できるようになっている.
ライデンの毛織物業と絵画には密接な関連がある.
レンブラントをピークにその17世紀前後にはライデン派と呼ばれる絵画の流派が出,毛織物産業で富をなした人物が肖像画を依頼するといった関係が長く続いたが,18世紀には毛織物産業は衰退し,結果として画家に作品を依頼する注文主の減少をもたらし,絵画の衰退をもたらした.
18世紀以降から20世紀初頭までのライデンの絵画には見るべきものがまったくといっていいほどない.
アールヌーボーの影響を受けた現代絵画,デザインまで,すぽっと抜け落ちている.
ここまで衰退が顕著だとかえって鮮やかな印象を抱いてしまった.
博物館を後にして市庁舎周辺へと向かう.
今日も天候に恵まれたが,若干風が冷たく肌寒い.
が,昨日よりもさらに人出は増えた気配である.
運河に面したカフェにもたくさんの人が繰り出していた.
運河にもたくさんの船が繰り出していた.
スナップモードでがんがんに盗み撮り!?
黄昏時の空と運河もきれいだった.
これは後程.
もう眠い.
2007年8月27日月曜日
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