2007年8月7日火曜日

ま,どうでもいいが

今日から国際政治学の集中講義.
からきし現代史を知らない学生のために映像の20世紀を見せたのだが,アウシュビッツの映像でへらへら笑っていたやつがいたのは,かなりショッキングだった.
あえて8月6日という日を第1回に設定したのだが,なんともやりきれない思いを初日から抱かされて,早くも落ち込み気味である.

4 件のコメント:

kenken さんのコメント...

それは、、、。
凹むなあ。

匿名 さんのコメント...

学生を援護するわけではないけど、状況に応じた適切な反応を見せる、という(無意識での)訓練を受けて来なかったのではないだろうか。社会における(従来の)文化コードの共有が崩壊しかかっている。もう、どう反応しても良いか分からずに、へらへらしてしまうと…。
あるいは、ホームレスはクズだから燃やして良いというのと近い反応?
どっちにしても凹むけど。
ミ・ライの虐殺とかでも同じ反応かな。
できれば、American history X でも見せたってください。あのエドワード・ノートン主演の映画だお、とか言って。(あ、国際政治には関係ないか。)

匿名 さんのコメント...

おお、聞きましたばい。小生んとこの寮の後輩は、そのビデオを見て、一人で寮のお風呂に入れず、誰かくるのを待っていたら、小生が現れて一緒に入りましたばい。そんな学生もいるみたいですよ。精神的にダメージを受けてましたな。。。もう、最初の音楽からこわいってことでしたばい。

avanti さんのコメント...

明日はオープンキャンパスとかで休講.
明後日の最終日は開発と貧困,環境について話しておしまい.
昨日は従軍慰安婦の証言を見せて感想を書いてもらったのだが,これもどうなることやら,ある意味読むのが楽しみではある.

American History Xは,ちと違うだろうなぁ.
やっぱり,日本社会全体に漂う希薄な歴史認識の反映ってことで,落ち着きつつあるけど.

いろいろ感想を読んでも,想像力が欠けているし,すぐに受験科目「世界史」と結びつけて,暗記が苦手とかいって話を済ませてしまうんだよなぁ.

現実をどう理解し,どうかかわっていくか,そのための土台なので,あえて映像を見せてイメージを確認しながら歴史的事実を整理していくようにしたのだが…

勢力均衡とか,リアリズムとユートピアニズムとか国際政治のイロハを教えるよりは,ずっと有意義のはず.

ゴマ太郎どん,後輩によろしく.
あの音楽を作曲した加古隆は,なかなかリリカルな曲を書くのがうまいのだよ.
時に映像と見事にマッチして,うるうると涙腺を刺激してくれるのだ.