2007年8月26日日曜日

オフの週末

いつもは週末も関係なく図書館通いだったのだが,今年はしっかり週末は休むぞ.

ということで,好天に恵まれた今日もぶらぶら散策をしたのでした.
まずは,教会でのオルガンコンサート.

教会の外観はすでにアップした映像である程度イメージを持ってもらえると思う.
肝心のオルガンはこのような具合である.



この教会でのオルガンコンサートは留学していた時にも一度聴いたことがある.
そのときは記念にCDも購入した.

教会は独特な空間で,建築物としての空間構成もそうだが,オルガンという楽器を配置して,音が内部に満ちていくのを身体全体で感じると一層その感じが高まる.
オランダは宗教改革絡みでステンドグラスに見るものはないが,その分陽の光が直接教会の内側を満たす.



独特な空間であるもうひとつの理由は,床にある.
教会の床は,同時にたくさんの埋め込まれた墓碑でもあるからだ.



状態のよい墓碑は誰がいつ生まれ,埋葬されたか,その氏名や職業が刻まれているのを明瞭に読み取れる.

18世紀後半が時代を下った最後の墓碑だった.
死者は絶えず,教会の空間は限られている.
それまで親族の途絶えた墓碑は新たな埋葬場所として再利用していたが,それもおっつかなくなったのだろう.



ライデンをたびたび訪ねていながら,まだまだ訪ねていない場所が残っている.
今回はそういう場所をできるだけ訪ねようと心がけた(ついつい思いで深い場所を繰り返し訪ねてしまうのだ).

1667年建造の旧市街の門.



手前に見える運河が市を内と外に分けていた.

この門も運河クルーズで船から眺めたことはあったのだが,じっくり訪ねたことがなかった.
天気がよく,今日もこの運河はたくさんの船が行き来していた.



かつて城壁のあったところは,この門の作られる頃に取り払われ,現在では公園になっている.



芝生にカップルが寝そべっていたのをみると,こんなとこ一人でくるもんじゃないよなぁ,としみじみ実感.
美人のオランダ人でもナンパしようかと思ったが,難破沈没することは目に見えているのですごすごと退散した.

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