CD発売から25周年.
我が家は貧乏オーディオ好きな父親(三菱電機でダイヤトーンスピーカーを作っていた)のおかげでCDは発売当初から自宅にあった.
最初に買ったCDは姉がアビーロード(本家EMIの許可なしに製品化したため後で回収された最初期のレア盤),おいらがビリー・ジョエルのナイロン・カーテン(われながら渋いチョイスだ).
その後,大学に入学した1988年頃からCDの普及度が加速度的に進んでいった.
古い録音のCDへの復刻も最初は音圧が高くてとても聴けたものではなかったのだが,1990年代後半からリマスタリングの技術も向上して古い録音もどしどしCD化されてきた.
メディア自体もDVD AUDIO(これは厳密にはCDではない)やSACDによって音像の立体感も鮮やかになった.
初期のCDは,プレス技術もばらつきのあることがあって,テケトーなやつだと再生不能になっているものもポツポツ出てきている.
最大で80分しか入らないCDが,音楽用記録メディアとして将来どのような展開をしていくのかわからない部分もある.
DVD AUDIOなら収録時間もかなりかせげるのでオペラを丸ごと1枚に収め,かつ高音質で楽しめるのだが,いかんせん人気がなくてどうやら生産中止になる可能性大.
ちと残念だ.
さて,先日不良CDの交換を頼んでいたのが入荷したので,引き取りに行ったのだが,またまたSHM-CDなる規格がでていた.
カラヤンやベームの音源が売ってたが,常の如く食指が動かない.
親父にとってはこの二人が「指揮者」なのだが,息子はエディプス的に反応するのかその前の世代(フルトヴェングラー)かその後の世代(アバド)が好みなのだ.
とりあえず店頭に並んでいたものにポリーニのショパン練習曲集があったので,即買.
これ,すでにLPでも1枚,CDでも2枚あるので,これで4枚目だ.
う~む…
で,肝心の音.
これが想像していたよりもよかった.
もうしばらく聴きこめば音の特徴もわかるだろうな.
ポリーニとクライバーは品切れになる前に買っとかんとあかんばい.
他にもアルゲリッチが弾いたラヴェルとショパンのピアノ協奏曲.
60年代のライヴ盤で,音質がいまいちだが,演奏はピカ一.
交換してもらったCDは大澤壽人の「神風協奏曲」.
関学(高校)出身なので阪神の作曲家ということになるのだよ,チミ.
3 件のコメント:
ほんまやー。でも高等商学部出身ということは高校といっても大学昇格前の専門学校卒ですな。私というよりうちの爺さんと同窓ですわ。
爺さんと同窓かぁ.
うちの爺さんは田んぼ耕してたばい.
そういや何年か前に京阪神モダニズムって展覧会が芦屋の美術館であって,埋もれてしまった才能がたくさんあることに驚いたばってん,こん人もそんなんやろばい.
うちの爺さんは、大地主の次男坊で、金でKOに入ってラグビー三昧だったらしいっすよ。そんな僕はナロードニキ。
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