2007年11月25日日曜日

うれしさ反面

ちと複雑.

なにがかと言えば,サッカーの北京オリンピック代表の話.

うれしかったのは,フォワードに在日でおそらく帰化したと思われる選手(あるいは帰化した在日の2世か?)李忠成を見つけたこと.
在日の人が帰化に際して民族名を氏に使うことが認められて10年ちょっとになる.
もっともっと,民族名が日本社会に浸透すればいいのに,と思う.

だが,反面帰化でしか日本国籍を認めないことに今でもいらだちが募るし,李選手のインタヴューを聞いても,120%日本人.
というか,とてもナショナリスティックなのだ.

サッカー少年だった私としては,第一に国を背負ううんぬんよりも,秀でた技術に関心がいってしまう.
個人的にサッカーが人気を得ることについては歓迎すべきことなのだが,それがナショナリズムをともなうなら,正直ごめん蒙りたい.

中田が稀有な存在であったとするならば,その最大の理由は,あくまでも個人に徹していた点にあると思う(もちろんサッカーは集団でする球技なので一人でできるわけではない).
だが,そういう中田を試合開始前に国家を歌っていないとか非難した人たちがいて,結局彼もそういった圧力に屈せざるを得なかったことに最大の問題があるとみるべきか.

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