別においどんが結婚するわけではないのだ.
結婚にはあまり興味もないのだが,ここで書くのは音楽の話.
結婚とは,ストラヴィンスキーがディアギレフのバレエ・リュスに書いた曲で,先日届いたパリ・オペラ座のLDにも再演されている.
この間,タワーレコードでストラヴィンスキー本人が録音した音源のCD22枚組が6千ちょっとで発売されてたので即買いしてその曲も聴いているところだ.
結婚は,最終版までに確か二度書き直しがあり,それぞれ譜面が残っているようだ.
オランダに住んでいたとき,ロッテルダムでゲルギエフ・フェスティヴァルを聴きに行ったことがある.
そのときの統一テーマがストラヴィンスキーで,かなりレアな曲も取り上げていた.
足を運んだときに演奏された曲のなかに結婚があって,しかもそれを第1版から最終校まで続けて演奏するという企画があった.
聴衆は,当初の曲がどのように展開していくのかを間近に理解できる.
第1版では弦楽器がメインで,弓で弦を叩いたり,ピチカートを多用したりと,春の祭典で切り開いたリズムの強調を思い出させるものだった.
事実,作曲に着手したのが1914年で春の祭典の直後ということもあり,その影響は濃厚.
しかし2版でピアノが入り,最終的には弦楽器がなくなり,4台のピアノだけで,非常に硬質な音からなる曲に変化していった.
後の新古典主義への架橋となる作品を聴衆は理解するというわけだ.
そういや,留学中はミシガンから来た作曲家になりたいというアメリカ人がいて,彼とはよく音楽の話ができたなぁ.
何度か一緒にコンサートも行ったし.
今の環境は知的刺激がなさすぎて,あの頃が懐かしくなってしまう.
あいつは結局どうなったのだろうか.
もしおいどんが結婚するなら,記念に作曲して欲しいな.
もちろん新古典主義の形式で.
2 件のコメント:
うはぁ~!師匠良かったですばい!良かった良かった!小生の語彙はそれしか無いみたいですばい。小曽根さんのコンサート行ってきましたばい。サイン会にも参加し、うほほぃ!うへへ!興奮し過ぎて、うまく書けませんな。興奮してなくても、書けるか小生には分かりませんがね。むふふ。
そりゃあ,よかっ鯛.
17日にRoomsというライヴ・ハウスでリクオとソール・フラワーの中川さんのジョイントライヴがアルタイ.
猛烈に行きたいのだが,東京出張と重なり涙の断念.
小曽根さんは,神戸の人で,結構きさくな人柄+ノリは関西の人と聞いたことがある対.
ジャズにしては,ちとキレイすぎるのも,人柄がにじみ出ているように思える隊.
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