2008年1月5日土曜日

モダニズム遺産

戦後建築界のなかで最もモダニズムに忠実で,かつ日本での導入に困難を感じていた建築家である前川国男の設計による建物が取り壊されるらしい.
個人的な好みになってしまうのだが,黒川紀章の建築が取り壊されても特段胸は痛まない.
が,前川となると話は違う.

朝日新聞記事によれば,前川の設計による学習院大学のキャンパスの一部が取り壊されるとのこと.

やはり我が師匠の太郎氏の言う通り「形あるもの,いつか壊れる」と思うべきか.
西欧と異なり都市計画という概念の成立しない日本で近代建築を積極的に導入しようとした前川は,景観と建築との深刻なギャップに晩年は絶望していたとしか思えない.

今のうちに代表作を丁寧に見て回ろう.
一年の計は元旦にあり,とも言うし.

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

遅くなりましたが、明けましておめでとう。
今年もどうぞよろしく。

元気そうで何より。
こちらは、今日年明け初のコンサートがありました。
今年はコンサート聴きに来られると良いのにね。
又来られそう?

avanti さんのコメント...

おめでとさんです.
こちらこそ昨年もお世話になりました.

ここ数年桃子さんの舞台姿もご無沙汰なので,今年こそはと願ってます.
2月末から1週間程度行こうと思っているので,コンサート・スケジュールも事前に調べときます.
相棒にもよろしく.