2008年1月13日日曜日

ペルルミュテール

ラヴェルの直弟子と言われ正当な後継者と目されているペルルミュテールによるラヴェルのピアノ曲集を購入.
2枚組みで1100円ちょっと,お買い得.

演奏はコロコロした音.
音の粒を際立たせて弾くのがラヴェル演奏の基本なのだが,そこからするとかなり疑問符がつく演奏だ.
同じことはこれも戦前戦後を代表するフランスのピアニストであるイヴォンヌ・ルフェーブルの演奏を以前に聴いたときにも感じた.

でも,戦前から演奏活動を始めたピアニストの技法を味わえると思うと,これもまた楽し.
ラヴェルのピアノ曲の演奏で個人的にすばらしいと思うのは,「クープランの墓」ではヴェデルニコフ.
「高雅で感傷的なワルツ」と「ガスパール」はポゴレリッチ.
「水の戯れ」はアルゲリッチ.
「鏡」の決定版が未だ現れずなんだよなぁ.
バリバリ弾いていた頃のリヒテルで聴きたかったのだが.

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