2007年5月4日金曜日

どんたく

連休第二弾突入.
昨日は博多駅経由で天神に出る.
どんたくの初日とあって,すごい人手だった.
博多では5月3日は憲法記念日というよりもどんたくの日とおぼえている人のほうがきっと多いはずだろう.

JR九州の博多駅再開発にともない,地元資本の老舗デパート井筒屋が閉店を余儀なくされたのだが,駅を歩いてはじめて実感する.



JR京都駅再開発をまねしたいらしいが,ただデパートつくりゃいいってわけじゃないだろうに.
駅は公共の施設なのだから,儲ける一点張りも少し考え直す必要があると思うが.
地元資本の育成も重要で,JR九州には井筒屋が41年間もこの地で営業してきた意味をもうちょっと考えて欲しかった.
ま,憲法60年で改正したくてたまらない人たちと根本は同じ発想だろな.

さて,天神.
どんたくって不思議なお祭りで,だらだら~っと人が移動して,あっちゃこっちゃでだらだら~っと催し物が散発的に行われている.
ごく一般の市民が突如として中心街に登場した舞台で発表会をしているようなものかも.



このおっちゃんは日舞でした.
どんたくメインステージとなる市役所前広場はごった返し.



人ごみが苦手な私は早々に退散して別の場所に足を運んだ.
近くの展示スペースでリートフェルトの展覧会をしていたので,そっちを見学.

リートフェルトは20世紀初頭のオランダで生まれたモダニズム様式のデザインを建築やインテリアに展開した人物.

De Stijl(デ・ステイル-英語ではザ・スタイルとなる)と呼ばれるその運動は,お隣のドイツで展開したバウハウスとも呼応しつつ,20世紀の生活空間を革新的に変える業績を生み出した.
ユトレヒトに現存するシュレーダー邸(縦と横の垂直のラインを組み合わせた幾何学的な構成がその色使いとともに今でも斬新)を昨年の2月に見学してきたのを思い出した.

展覧会の会場入り口には,リートフェルトの代表作である椅子のミニチュアがたくさん並んで見学客を迎えてくれる.



それにしても,20世紀モダニズムの革新性は今もってわれわれに訴えかけてくるものがある.
憲法も60年たって,その革新性はもっともっと評価されてしかるべきだと思うのだが,この国の人たちは新しい舶来モノだとありがたがって押し頂くのだが,足元にある大切な価値についてはどうも理解できないらしい.

かつて鷗外が日本の近代化を上滑りと形容したが,憲法記念日にリートフェルトの展覧会を見て,戦後日本の上滑りについて思いを馳せることになるとは…

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