2008年11月29日土曜日

広島に行った話@厳島神社

こちらも13年振り宮島.
風情ある路面電車で行くか,時間優先でJRを使うか迷っていたのだが,平和記念公園から宮島までを世界遺産航路として船で行けることが判明.
船好きにとってこれを利用しないテはないと早速乗り込んだ.

太田川を下り河口付近にさしかかると,水揚げした牡蠣を加工する水産業者が川沿いに立ち並んでいた.

送信者 日々是好日


水鳥がベルトコンベアの付近に飛び交っていたのだが,一体何をどうしようというのだろうか.

あいにく午後から雨が降ってきたのだが,広島港から宮島までの海はとてもおだやかで海面がほとんど平らだった.
宮島に到着したら厳島神社めがけて雨の中を歩く.
かつて訪ねた時,途中の道筋の記憶がまったくといっていいほどなかったことに気付く.
真夏の天候の中,弥山をのぼってすべての力を使い果たしたからかもしれない.
おそらくは岩国基地へ戻るであろう米軍の戦闘機が山の上をものすごい轟音で飛び去ったことが今でも鮮明に覚えていることだ.

厳島神社は潮がまだ満ちていないこともあり大鳥居の真下まで行くことができた.

送信者 日々是好日


この写真を撮った直前,急激に潮が満ちてきて慌てて退散した.
大鳥居を背にして拝殿を臨むとこのような具合だ.

送信者 日々是好日


寝殿造りを神社建築に取り込んだ珍しい様式なのだが,普通に見学する分には回廊に特徴を見いだすくらいだろう.

送信者 日々是好日


宮島は厳島神社だけではなく,周辺の寺社,五重塔や弥山も本来見なければならない.
しかし訪れた日はあいにくの天候で,しかも夕方に到着したため厳島神社だけで早々に退散することにした.

海運の平家は,土木建築技術にも長じた一族だったことをあらためて確認.
源氏の天下になることで失われたものは大きかったのかもしれない.

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