大事な交渉はうんざりする内容.
というわけで,これは打ち止めにしてその他諸々について.
NHK教育で先週から星野道夫を扱う番組がはじまっている.
第一回目が写真についてで,今日は随筆についてだった.
自然の中での人間の営みを直接感じた経験を文章にまとめていった過程について,彼の本を担当した編集者が解説をしていく内容でおもしろかった.
写真家が著作集が出るほどのエッセイを書き残すというのも珍しいのだが,星野の人生そのものが自然と人間との循環する営みの中に解消されていくことに奇妙な,あるいは当然の感を抱いた.
同じくNHKのFM放送が40周年ということで,先週から特番が続いていた.
今晩は久しぶりに坂本龍一のサウンドストリートを聴いた.
YMOのメンバーが出そろって,ちょっとだけスネークマンショーの雰囲気を漂わせつつ,まったりと番組が進行していったのが懐かしかった.
今のFM放送はつまらなくなってしまった.
音楽番組はレコード会社の単なる宣伝の延長だし,渋谷とピーター・バラカンくらいかな,今でも時々聴くのは.
あとは吉田秀和の名曲の楽しみ.
これが放送を終えてしまったら,コンサートの放送くらいしか聴くものはなくなってしまうな.
こんな時代だから,話に集中できる講演や対談を放送してもらいたいものだ.
むろん,放送するに値するような識者の出演していた時代は今から数十年前ということになってしまうのだけれども.
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