2007年8月5日日曜日

空・雲・光

暑さに慣れたと思ってたけど,今日は汗をたくさんかいた.
あっさりと前言撤回.

で,洗濯もんを干してたりしてたら,今日も空がおもしろかった.



日中雲が多かった分,夕暮れも美しかった.



フィルムカメラでもばこばこ写したのだが,はて,ちゃんと撮れているやら.
家のラップトップだと,ちっともきれいな色が出ないので,しっかりしたディスプレイが欲しいなぁ.

もも

宅配便に寝込みを襲われた.
確か,レンズやカメラの配達はなかったはず…むにゃむにゃと起きて受け取った荷物は,桃だった.



箱を開けるとなんともいえないももの香りが立ち上がった.
部屋の風通しの良い場所においているので,風が吹くたびにもものにおいがかすかにただよってくる.



確か本家中国のももは,近年の日本のもものように甘くない.
というか,日本の果物は最近味をやたらと甘くしすぎである.
りんごやももに注射して蜜を入れて糖度を高めるのはあたりまえらしい.
トマトまで甘くしてるもんなぁ.
ヨーロッパで食べるももは,もっと固くて食感もりんごに近いものがある.

桃は食べる直前に冷蔵庫にいれましょう.
そうすると,皮をむくのが簡単になります.

しばらくデザートはこれでいけるな.

2007年8月4日土曜日

暑いけど暑くない!?

今日は暑かった.
ベランダから見る雲も,強い日差しに雲の色も色調の階層が豊か.



しかし,わずか半年のジャカルタ滞在にもかかわらず,もしかすると暑いのにちょっと耐えられるようになったのかもしれない.
というのは,結構平気なのだ,この暑いのが.



ところで,今月号のアサヒカメラは,ペンタックスのKマウント用ツァイスレンズの特集もあり,わずなかがらペンタファンを喜ばせる内容だった.

普段この手の雑誌は極力買わないようにしているのだが,今月号はこの雑誌の名物コーナーであるニューフェース診断室50周年特集であったということと,ペンタ特集で買ってみた.

にしても,ニコン寄りだなぁ,いつ読んでも.
多分,それだけの広告料をニコンが雑誌側に払っているのだろうけれども.

ツァイスレンズ,85ミリはどうしても買わねばならぬ銘玉どす.
でも,貯金がなくなります.
え~ん.

2007年8月3日金曜日

おいしいコーヒー!?

書こう書こうと思いつつ忘れていたのだが,スターバックスのコーヒーは,おいしくないと思う.



ウィーンにも出来た(国立歌劇場横のケルトナー通り)のを見たときには愕然としたものだ.

出張

科研の出張予定がだいたい決まった.
8月20日出発で9月11日帰国.

毎年訪ねるオランダだが,ここ数年は隔年で必ずウィーンに住む友達に会うのが恒例になっていた.
リンクを張っているブログを主催しているジャーナリストの友人.

しかし今回は,ウィーンには行かず,28日からフィレンツェに7日ほど滞在する.
返事を待ってたのだけど,今日までなかったので,ちょっと違った気分でこれまでと別の場所を訪ねようと思い立った.

とはいえ,フィレンツェに遊びに行くのではなく,ヨーロッパ大学の付属施設であるEU歴史文書館を訪ねるつもりだ.

イタリアは,1990年,96年,2001(?)年の3回訪れているが,北ばっか.
南はローマどまり.
今回も,北だなぁ.

初めての海外旅行が新嘉坡経由のイギリスとイタリアだったのだが,イギリスにひと月滞在した後,空路夜のヴェネツィアに入った日のことは鮮明に覚えている.

街を霧が包み,街頭の明かりがぼやっと石畳の路地を照らし出す.
運河を走る乗り合い船の水を切る音が聞こえてきて,突如目の前に運河が現れたときの光景は,人生で最も幻想的な光景だった.

泊まるところがなくて,駅のベンチで一晩過ごした翌朝,目の前に広がる風景はあふれる色彩の世界だった.
青い空とアドリア海の青い海.
心の印画紙に強烈に焼きついている.

その時,ローマに南下していく途上,パドヴァ,ラヴェンナ,シエナ,フィレンツェと辿ったのがフィレンツェを訪ねた時になる.
初期ルネッサンス彫刻を,フィレンツェではなによりも発見した.

また,手持ちの金が底をつき,リッツとミネラルウォーターで昼飯と晩飯をしのいでいた.
同じユースホステルに泊まるために一緒に歩いていた男性二人と話出したら,片やチリ,片や西ドイツからの観光客だった.
チリでは人権弾圧をしまくったピノチェト将軍が直前に政権から退いた時で,西ドイツの若者がそのことを指摘して「チリにも民主主義が戻ってよかったね」と言ったら,チリ人のおっさんは「俺はピノチェト支持だ」といって二人はホステル到着後もキッチンで論争を続けることになった.

キッチンに舞台は移り,リッツとミネラルウォーターを食べているこっちを見たチリ人のおっさんは,自分の手元にあった二皿のパスタのうち,まだ手をつけていないほうをこちらに差出,ただ一言「食え」といってくれた.
その瞬間,彼がピノチェト支持者であろうがどうでもよくなった.

まだまだ,フィレンツェでのエピソードはたくさんある.
今回,もう一度街をめぐって,なにか新たなものを発見することができるだろうか.
楽しみではある.

2007年8月2日木曜日

複製芸術の話

複製芸術は,ベンヤミンの考察以降,20世紀の芸術を語るうえでもはや当たり前になっている.
レコードという再現メディアの発達について,徹底的に考えたのが今年で没後25年になるグレン・グールド.
そのグールドのデビュー盤で,1955年に録音された記念碑的名盤であるゴールドベルグ変奏曲の新録音が登場した.

この曲の録音は,若干のライブ盤は別として1955年と1981年盤が存在していて,そのどちらもかけがえのない演奏だ.
今回新たに発売されたCDは,この1955年盤をそのタッチやペダリングまでデータ解析して,MIDIピアノで再現した演奏を録音,発売したものである.



発売直後は買う気にもならなかったのだが,先日天神に出かけた折に気が変わって購入してみた.
なにより,モノラル録音の1955年盤がステレオになっているのは,聴きやすいし,ほとんど使わなかったグールドによるペダリングなど,あらためて発見した箇所も多い.

とはいえ,グールドの録音にお決まりの彼のうなり声がないのも,異様な気にさせるのは確か.
いろいろHPを見ても,辛口のレビューが多い.

しかし,もともと一回きりのライブの演奏を排して,自らの納得いく完璧な演奏を編集に編集を重ねたうえで発売するグールドの姿勢に照らせば,この演奏も彼の意図を「ひとつの形」で再現したものと充分言えるのではないだろうか.

2005年がゴールドベルグのデビュー盤から50年ということで,旧録音をリマスタリングした企画盤が売り出されていて,没後25周年はどんな企画が出るのかと思ったら,案外彼の思想を考えるために面白い企画が出てよかった.

ということで,ここ数日はほとんどゴールドベルグ三昧なのである.

2007年8月1日水曜日

cool struttin'



狙ってみたのだが,携帯じゃきびしかった.