2010年10月20日水曜日

プロミネント用標準レンズをLマウントで使う

以前購入してから,ボディであるプロミネントのあまりにも面倒な操作方法ゆえに出番のなかったNokton 1.5/50とUltron 2/50.
プロミネント用に開発されたレンズで,描写には定評のある個性的なこれらのレンズを,なんとか使えないものかアダプターを探したりマウントの改造を検討したことがある.

アダプターは宮崎光学で制作していたらしいが,一般に流通している気配がない.
マウントの改造をお願いすることになると,おそらく一本で3〜4万は出費を覚悟しないといけないらしい.

そんなある日,ヤフオクで偶然見つけたのがプロミネント用標準レンズをLマウントにつけるためのアダプターだった.
中国は上海のメーカーらしいキポンのもので,無限遠を含め不具合の生じた場合には交換や返金に応じてくれるとのことだった.
1万4千ちょっとで落札して届いたアダプターを介して早速バルナックライカのIIIbに装着してみた.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

沈胴式レンズばかりつけていたから,装着当初はえらくデカイ玉に見えたが,慣れてくるとこれがなかなかカッコいい.

で,ひとまずウルトロンをつけて週末に撮影してみた.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

プロミネントで撮影するよりもはるかに容易だ.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

とはいえ,バルナック型のレンジファインダーだから,相変わらずピント合わせには手間がかかる.

開放での1枚.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

ボケ具合はいかがでしょうかね.

街角スナップ的にはやはりこういうのがちょうど良い.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

ぶらぶら歩いてたどり着いたら冷泉公園.
子どもがたくさん遊びにきていた.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

地区の運動会もあったらしく,万国旗がはためいていた.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

さらに歩みを進めて櫛田神社に到着.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

夕方の逆光気味での一枚なのだが,フレアが出ていて,フード必携のレンズであることを認識.
でも,それ以外だと絞ると結構いい.

次の1枚なんて,色のりもなかなかで,絞り4〜5.6ぐらいで撮る機会が多くなりそうだ.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

近接撮影はやっぱり難しい.
目一杯寄ってこんな感じ.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

一緒に持っていったフレクトゴン35ミリ(K10Dに装着)だとここまで寄れるもんなぁ.

送信者 Flektogon 2.8/35 Zebra

櫛田神社の大銀杏.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

わずかに残る博多べい.

送信者 Leica IIIb Ultron 2/50

ノクトンはレオタックスに装着して撮影してみたのだが,これは後日アップする予定.
さらに,プロミネントで撮影したらどうなるのか試してみる気になった.
まぁ,レンズが同じならマニュアルカメラの場合デジカメと違って描写が大きく異なることはないはずなのだけれども...

レンジファインダーでの撮影は時間をかけるので,久しぶりにゆったりとした気分にもなれた.
天気も良かったし.

0 件のコメント: