今日は一日センター試験の監督で朝から慌ただしかった.
ゆっくり15年前を振り返る余裕もなく,帰宅してからも講義の準備であれやらこれやらどたばたとして,今しがた資料を送付したばかり.
明日は,2007年制作の「帝国のオーケストラ」を見せようかと考え,帰宅してからひととおりさらってみた.
ベルリン・フィルの団員がナチ体制下でどのような活動を行っていたか,生存者や団員の子孫にインタビューしているものだ.
ドキュメンタリーはベルリン・フィルを「ナチのオーケストラ」と対比させるべく「帝国のオーケストラ」として描き出していく.
面白いドキュメンタリーだったが,いかんせん制作が遅きに失した感がある.
2007年の制作時点で戦中に現役の団員として活動した者で存命なのはごくわずか.
子孫の証言では,やはり事実を知るには限られてしまう.
20年前に制作するには,制約があり,現在制作すると証言が足りなくなる.
震災を理解することともつながっている面があるかもしれない,などと頭の中は別のことに思いを寄せていた.
その他,この10日の間には,東京出張があったり,DATのキャプチャーをはじめたり,翻訳の出版社からの割当てでもめたりといろいろあった.
それにしても,横暴で専制的な人物と共同作業をすると,精神的に疲弊する.
これを教訓に,今後は共同作業は慎むべきだな.
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