日々過ぎるのがはやいはやい.
年明けから会議や雑務が襲いかかってきて,さて,年が明けてから一体なにをしたのやら.
先日やっとこさ読み終えた本.
星野英一「人間・社会・法 (長崎純心レクチャーズ 第 11回)」創文社.
アマゾンでは新品の取り扱いが無いのはなぜ?
長崎の純心女子大が毎年おこなっている公開(?)講座をまとめた本.
一般向けの講演なので,読みやすい.
寝る前に少しづつ読み進めて,なんとか最後まで到達した.
一般向けの講演なので,内容も簡単かと思うと,あにはからんや,深い知識と経験に裏打ちされた話であることを端々に感じることができる.
法と法律の違いを軸にして,日本の法律の背後にローマ法とのつながり,さらには西欧における法のあり方をも念頭に置いた話を展開しているため,法を糸口にした文明論的視点を読むものに提示している.
また,著者自身もクリスチャンであるらしいのだが,信仰と法との関係についても,著者自身の関わり方と,より一般的なレベルでの話を意識した上で両者を分けて話している箇所等,面白い.
この本,一般向けとは表の顔で,読む側に知識があればあるほど,取り出せる引き出しが多く見える.
それにしても,早く専門の本も読み進めねばなぁ.
写真も撮りに外出したいなぁ.
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