2008年4月14日月曜日

再会

段ボールや古新聞紙を近所の古紙回収センターに運んだあと,久々の再会があった.
昨年の10月にコニカEYEの試し撮りの際に遭遇した再開発予定地に住む野良猫たちだ.

それまでえさをやっていたとおぼしき住人の住んでいた古いアパートが撤去され,冬越しができないだろうなと思っていたので,今日の再会はうれしい驚きだった.

前の写真にも写っている二匹.



この二匹の他,あと3匹ほど確認.
なかでもペルシャ猫系統の血が混じっているのか,それらしい毛並みの人懐っこい猫が擦り寄ってきたのには連れ帰りたくなってしまったなぁ.

再開発は着々と進行していて,もはや残っているのは学生服屋と牛乳屋の二軒に,民家が数軒.
これはその学生服屋の壁を写したもの.
チューリップが咲いていた.



菜の花の咲いている更地はかつての不動産屋跡地.

残っていた最後の集合集宅も立ち入り禁止のロープがはられ,注意書きが括られていた.



なんども繰り返すが,ただでさえ交通マナーの悪い福岡で,さらに道路ばかりがこれまでの土地を寸断していく再開発が進みつつある.
ライデンとウィーンから帰ってきてあらためて思うのは,ゆっくりと街の中心部を歩いて楽しむような街づくりが欲しいということだ.

道路を拡張したら年寄りの横断がますます難しくなる.
お年寄りに歩道橋を渡らせるなんて,本末転倒だろうし.
すでに開通した道では,猛スピードで走る自動車のために横断も命がけになりつつあるというのに.

このあたりの再開発に要する用地の取得費用は約60億という試算らしい.
それだけの税金を投入した結果が,自動車が闊歩し,文化施設がなく,通り一遍のマンションと商業施設という結果だとしたら,果たして豊かな環境を作り出したことになるのだろうか.
ま,大半の人にとってはどうでもいいことなのかもしれないが.

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