2007年4月30日月曜日

連休初日

連休の初日は久しぶりに福岡アジア美術館まで足を伸ばす.
天神方面も帰国してから2度目,ひと月ぶりだ.
美術館は現在ミュシャ展で盛況だが,こちらのお目当ては「現代インド絵画」と「アジアン・ビューティー」だった.



どちらも館の収蔵品を展覧会のコンセプトに応じて展示換えしたものなので,ほぼすべての作品は既に見たことがあるモノばかり.
でも同じ作品でも別のコンセプトで展示されると少しは見方も変わるもの.
「アジアン・ビューティー」は,正直展覧会のタイトルは「う~む」だが,こちらの見方を変えてアジア女性の現実を絵画はどのように表象しているのかという視点でも見れないことはなかった.

特に,韓国作家の作品は面白かった.
韓国社会で重視される「家」の存在,維持とそれを陰で支えてきた女性をテーマとした作品で,ポップカルチャーばかりが韓国ネタで取り上げられることが多い中,直球勝負で挑んでいた.



他にもヘンドラ・グナワンの絵があったりと,インドネシアに行く前は「ふ~ん」という程度しか反応していなかったインドネシアの作家の作品も,今ではもう少し見方が膨らむようになってきた.
アジア美術,あらためて面白さを実感.

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