2008年5月11日日曜日

ご近所断章



国道3号線.
このあたりが明治頃までの海岸線.



新たな商業施設が計画されている空地.
交通量が増えて,がきんちょのたむろする遊び場になり,ゴミが散乱し,近くの商店街はますますダメージを受け・・・

ん~,恩恵ないなぁ,こっちには.
この施設の建築のせいで樹齢数十年の樹が切り倒されてしまった.

今日は一日中雨だった.
昼飯を外で食べた以外は外出せずに家でデータの移しかえをせっせとしていた.

撮りためた写真のデータもかなりのものになってきたので,保管について考えないといけない.
最近はフィルム・スキャンもしているから,その分も結構HDDの容量を食っている.

明日は科研の実績報告書を仕上げないといけないし,講義の準備や掃除・洗濯も待っている.
家政婦でも雇いたいくらいだ,金があれば.

2008年5月10日土曜日

不夜城



雨の中クロネコ・メール便を出しにいった帰り道.
GR Digitalに21ミリのワイドコンバージョンレンズをつけて出かけた.



向かって左側の建物は職安.
これは冗談か!?

2008年5月9日金曜日

金雀枝

えにしだ.

近所の歩道脇の植え込みにきれいに花をつけている.



先日ここを通り過ぎたとき,植え込みの手入れをしていた方に話しかけた.



植え込みから歩道にはみ出るとすぐに剪定してしまうらしく,通りかかったときにちょうどえにしだの剪定中だった.



のこぎりの使い方があまり上手じゃないので,かわりに切ってあげたところ,そのままえにしだを持ち帰るはめにおちいってしまった.

今,部屋でもえにしだが咲いている.

写真を撮ることがなければ植物の名前に関心を持つことなんてなかったかも.

2008年5月8日木曜日

不老水を訪ねて

日本名水百選にも選ばれている香椎の不老水.
てっきり香椎宮の境内にあるかと思い探したところ,少し離れたところにあるとのことだった.
境内にある案内図をみて出かけてみたのだが,これがさっぱりわからない.
結局一度断念した経緯がある.

昨日香椎宮を訪ねた際に不老水を探して見ようと思い立ち再度周辺を自転車でまわってみた.
途中車で来ていたおばさんに不老水の場所を訪ねられたが答えられるわけもなく,こちらも最終的には近くの人に道を尋ねてなんとかたどり着くことができた.

史跡不老水

こんもりとした雑木林のふもとにある「不老水神社」.
毎日午前10時から午後3時までしか水を汲むことができない.
その理由も水源枯渇の恐れかららしい.
また,そのまま飲むことは衛生上やや疑問があるらしく,煮沸してから飲用する旨の注意書きもあった.
伏見の御香宮は甘くおいしい水が一日中こんこんとわいていたが,一見自然の中に囲まれている不老水が枯渇寸前というのも不思議なものだ.

史跡不老水

とりあえず鍵のかかっている扉の前までいったが,今年始めて蚊に刺されてしまった.

武内宿禰が神功皇后に捧げたとの伝承が残っていて,すぐ近くには彼の直系の子孫とされる武内氏が住んでおり,武内屋敷として近辺の名所にあげられている.

ちなみに推定年齢350歳程度まで生存していたと伝えられる武内宿禰の像も香椎宮の境内にみることができる.

武内宿禰像

それにしても明治以降の歴史画と同様,記紀の人物を題材にするとそろいにそろってキッチュな形になってしまうのはなぜなのだろうか.

仲哀天皇大本営跡など他の旧跡についてはあらためて.

2008年5月6日火曜日

ダラッと過ごせる日の幸せ

通常は月曜から金曜まで講義がある.
そうすると,週末の過ごし方は大抵土曜日に掃除をして日曜に月曜の準備をすることになる.
結局,学期のあるうちは名目上週休二日,実質一日を繰り返していく.
週末に研究会が,とりわけ遠方で開催されるとなるとしわ寄せが寝不足という形でくる.

今日は月曜だが,まだのんびりできた.
夕方は近所の香椎宮まで散歩.



久々にとりだしたペンFに50-90ミリのレンズをくっつけてみた.

夜は昨日作ったポモドーロのソースを使って肉料理と一緒にワイン.



このワイン,先日のオランダ出張からの帰りに空港の免税店で発掘したものだ.
普段はイタリアワインを主に飲むのだが,ちょっとめずらしい1999年ものが残っていたので試しに買ってみた.
この年はぶどうのできが比較的良く,はずれが少ない.



コルクにも生産年を刻印していた.

ラベル.



ナヴァル公であったアンリ4世の所領で1602年に作られたのがはじまりらしい.
1602年と言えば江戸幕府の成立直前.
ヨーロッパはこのナヴァル公アンリによるナントの勅令,続く彼の暗殺をひとつの契機として30年戦争へと突き進んでいく.

ナヴァル公アンリといえば,なんといってもイザベル・アジャーニがパトリス・シェローと組んで映画化した「王妃マルゴ」でのイメージが強いな.
この映画,京都映画祭でオープニングをかざり,それにあわせて彼女も来日する予定だったのだが,あえなく訪日は直前でキャンセルとなってがっかりした.

イザベル・アジャーニは一時のイザベラ・ロッセリーニともども,衰えない美の象徴のようだったのだが,はて,最近はどうしているのか.
あ,肝心のワインだが,こなれてくるととてもまろやかな味.
これだからボルドーのワインは好きになれん.

2008年5月5日月曜日

格差社会@鯉のぼり編

鯉のぼり@アイランドシティの一軒家

アイランドシティの一軒家になびく鯉のぼり.
今時これだけの鯉のぼりを建てるのも難しい.

他方,湾の反対側といえば.

鯉のぼり@香椎若葉団地

香椎若葉団地にて.

肝心の子供はどう思うのだろう.

2008年5月4日日曜日

憲法記念日

5月3日は憲法記念日と相場は決まっているものだが,少々事情の違うのがここ福岡.
3日は「どんたく」があるものだから,どうも憲法よりお祭りの雰囲気が濃厚である.

昨年はオランダ人建築家のリートフェルトの展覧会を見に行ったのだが,今年はたくさん書かないといけない書類がたまっているのでせっせと消化作業のために自宅と職場の往復+近辺で撮影という予定になりそうだ.

憲法記念日には決まって特番が組まれるものだが,今年は散々だった.
テレビはNHKが昨年放送した番組の再放送をしただけで,N23が2日にわたって表現の自由との絡みで憲法の意義を見直す特集をしただけ.
新聞もネットで見る限りは朝日はまったくとりあげず,毎日がN23と呼応する形で同主旨の社説を掲げていた.

さて,憲法意識が希薄になるように思える一方,9条改正については反対意見が増えたとの報道もあった.
先日の名古屋高裁による自衛隊要員のイラク派遣違憲判決も,憲法記念日のプレゼントと思えば,改正に向けた政治的環境に抗して,かろうじて踏みとどまっているのが現在の憲法状況ということか.

IMGP3486