2009年4月11日土曜日

お遊び

レンズ遊びとスキャン遊び.

レンズは購入してからあんまり出番のなかったVivitar 2.5/28.
広角のKマウントで,購入後メンテに出して2月に戻ってきていた.
初デビュー.

マウント側後玉がでっぱっていて,デジカメにつけるとミラーに干渉したのでMXに着けてみた.
これがいい具合に収まるのだ.

同じコマを研究室(GT-X970)と自宅のスキャン(GT-X770)で取り込み比較(48bit/3200dpi).
自動露出以外無調整で1枚目が970,2枚目が770.
フィルムはDNP Centuria 400.

まず画角の確認から.
GT-X770での取り込みはネガの余白も含めた設定.

送信者 MX


送信者 MX


桜.

送信者 MX


送信者 MX


2枚目かなり発色がぎらついている.

送信者 MX


送信者 MX


送信者 MX


送信者 MX


送信者 MX


送信者 MX


同じメーカーの上位機種二つを使い,読込み設定も同じにしているのにこれだけ発色が変わって見えるとは.
GT-X770の自動露出設定は,きつめの発色になっている.
GT-X970は滑らかな色調で読み取られているな.

Vivitarのレンズもいい具合に写ってる.
OEM製品なのでもとの製造会社がどこかはわからないが,コシナかトキナーか,そのあたりだろう.
Vivitarレンズは他に同じ画角でF値2.8のが一本と,50ミリが一本ある.
思ったよりもVivitarの写りがよくて,ビビったー.

2009年4月9日木曜日

坂本ライブ

iTunes Storeで来生たかおのシルエット・ロマンスをダウンロードしようとしたら,坂本龍一のライブがプロモートされていた.
福岡でのライブもあったのでなにげに見てみたら,つい先日5日に行われたものがもうアップロードされ,発売されていたのだった.

そういや,坂本が来ると知っていて,久々に行きたいと思っていたのに,書評が終わらずそちらにすべての注意が向いていてすっかり忘れていた.

どうしよう.
買おうかな.

2009年4月6日月曜日

植民地のこと

NHKで二つの番組が放送された.
ひとつが,新しい番組でJAPANデビューとかいうきわめて軽薄な番組名のもの.

台湾の植民地統治について前半で簡単に触れた後,日本の統治が台湾人に及ぼした影響についても生存者をたどり描いていた.

韓国と対照的に,台湾の植民地統治は肯定的に語られる場合があり,今でも一部保守政治家や学者の間で植民地支配の正当性を匂わしながら議論されることがある(例:某東京都知事).

番組は台湾で生まれ育ち,日本式教育の中で同化志向を強く内面化した台湾の人たちをとりあげており,台北一中の同窓会を中心にとりあげていた.
これらの人たちは,当時の台湾人の間では現地エリートとしてそのキャリアを築き上げるはずだった.

だが,彼らのひとりに日本統治時代をどう思うかという趣旨の質問をしたときの表情は,忘れられないものだった.
表情をゆがめて差別の存在に言及するこの人たちを見ると,彼らが生きた時代の苦難に想いをめぐらさずにはいられなかった.

日本語で語るあの人たちは,自分の考えを展開するためにいまだに日本語で考え,語るほうが十全に表現できるという.

国民党支配に比べれば日本統治下はよかった,といった趣旨の発言が時として日本の台湾統治を正当化するものとして引かれることもあるが,敗戦により植民地を放棄し,戦後補償をまともにおこなってこなかった国として,事後処理をせずに過去を美化する欺瞞をあらためて反省すべきときではないか.

一部,時間帯が重なったが,ETV特集で放送された朝鮮人シベリア強制連行の被害者も悲惨な生涯を送っている.
戦争に駆り出され,敗戦にともない強制労働に従事,やっとの思い出祖国に戻ろうとしたときには南北分断状況.
韓国に戻った人たちは北のスパイとみなされ,人生を否定され続けてきた.

東アジアに日本の打ちたてようとした秩序は,多くの人々の生涯を左右したことを日本の社会はもっと知るべきだろう.
日本の政治家や司法にとっての戦後補償は,こうした人たちが鬼籍に入っていくことをただ傍観するだけのものだとしたら,あまりにも志の低い考えだと感じざるを得ない.

2009年4月5日日曜日

茶番劇

終日雨模様.
桜も散りだしてしまった.

送信者 MZ-3


FA43 Ltd.での一枚.
MZ-3にエリートクロームで撮ったのに加え,レンズの良さが光と空気の再現に影響してないかな.
早くLXにFA Ltd.レンズを着けて遊んでみたいものだ.

しかし,フィルム代も現像代もバカにならないなぁ.

仕事ははかどらず.
天候のように澱みきってしまっている.

そんなこんなで新聞やテレビのニュースでは,やいのやいの騒いだあげくの誤報.
お粗末君.

この国は3万を越える自国民の自殺者を救えないのに,仮想敵に対して国民を守るとのたまわっている.
これこそ狂気の沙汰だ.

2009年4月3日金曜日

桜@近所

送信者 LX


LXで写した近所の桜.

団地の風景はこんな風です.

送信者 LX


あまりたくさんの本数はない.

送信者 LX


引いて撮ると背景がいただけないので,どうしてもアップがおおくなる.

送信者 LX


昨日でフィルムを使い切ったので,次はエクター+FA Ltd.の組み合わせで真価を発揮してもらう予定.
しかし,ここ1週間ほどは寒い日が続くなぁ.

2009年4月2日木曜日

筆おろし

先日会議で東京を訪ねた帰りの浜松町駅ホームにて.

送信者 LX


この直前にフォーラムでチェックしてもらったLXの撮り初めとなる.

春ですなぁ.
キャンディーズが懐かしいです.

早くリバーサルをLXにつめて,FA Limitedシリーズのレンズを着けて澄み切った空を背景にいろいろ撮ってみたいのだが...

肝心の作業は,あまり進んでおらず,焦っているところである.

2009年4月1日水曜日

存在の耐えられない軽さ

ニュースにて千葉県知事に当選した森田健作が麻生首相と会談している映像を見る.
両者ともに軽薄そうな表情がとてもよく似ていていた.

送信者 MX


ソマリアに護衛艦派遣とか,北のミサイルを迎撃するとか,脅威をあおり立てて一気に軍事国家への道をあともどりしたい多くの政治家と,それを厳しく批判しないメディア.

職場もそうだが,外の社会もうんざりさせられることが多い.
アラスカに住んでいた星野道夫は生命について深遠な思想を展開したが,現実政治についてどのような考えを抱いていたのだろうか.