2008年11月11日火曜日

昨日とおととい見た映画

Xファイル ザ・ムービー
1998年

テレビ放映でみた.
大学生の頃よく見てたなぁ.

困ったことはすべてエイリアンの仕業.
すべてを隠すFBI.
突っ込みどころ満載で,最後にゃUFOまで出てくる.
これが好きな人たちはIndependence Dayでビルの屋上でUFOを出迎える人たちかも.


大統領の理髪師(DVDレンタル)
監督イム・チャンサン
主演ソン・ガンホ

これは傑作.
戦後韓国政治の流れをつぼを押さえつつコミカルに描いくことに成功している.
主演のソン・ガンホは,うまい.

ただ,作品を笑いこけるには最低限韓国政治に関する予備知識は必要.
伊丹十三にややタッチが似ているといえなくもない.
こんな政治風刺の映画,日本では期待できないのかな.

2008年11月10日月曜日

またまた当選

アルディッティ弦楽四重奏団のコンサート.
北九州の響ホールにて.

久しぶりに現代音楽.
しかも超一流の演奏だ.
演目もケージなので,楽しみである.

2008年11月9日日曜日

訃報に接して

筑紫哲也が亡くなった.

彼をはじめて知ったのはTBSが当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった久米宏のニュースステーションに対抗する新たなニュース番組のメインキャスターに抜擢したことがきっかけだった.
当初,番組を見比べても穏当なコメントに終始する筑紫キャスターに物足りなさを感じ,ニュースステーション終了後にチャンネルを変えて見る程度でしかなかった.

しかし,ニュースステーションが度重なる圧力を受けた結果,実質的に重要なことをほぼなにも言えなくなり,最終的には番組を終了せざるをえなくなってからのNews 23は,貴重になった.
筑紫自身ニュースステーションの終了を受けて自身の番組への風当たりがこれから強くなることを予測し,またそれは現実に起こった.

キャスターとして活躍し,同じ肺がんにかかったということではかつてABCの名物キャスターであり,おそらくは筑紫も意識していたのではないかと思うピーター・ジェニングスのことも訃報に接して想起したが,これは悪い符号でしかなかったろう.

放送メディア屈指のエンターテイナーである久米と違い,ジャーナリストであった筑紫は報道に対する使命感をより強く打ち出す発言が一貫していたように思う.
少数意見の尊重をことあるたびに繰り返し訴えていた(自身のサイトに公開した最後の多事争論も同趣旨)のは,自身の記者としての経験によるところなのだろうが,おそらくは丸山との交流も影響しているかもしれない.

そもそも丸山の「文明論の概略を読む」は,筑紫をまじえた有志数人との勉強会での記録が基になっているし,筑紫が度々福沢に言及したコメントを残しているのも,単に筑紫が同郷人の福沢を引き合いに出していたというよりも丸山との出会いを通じて福沢の重要性を認識した結果ではないかと推測できる.

言論の自由を確保していくために社会はどのようにあるべきか.
報道の垂れ流しを言論の自由と勘違いしがちな人々に対して,こうした根本的な問いかけがどの程度伝わっていたのかは,残された私たちへの宿題ということになる.

2008年11月6日木曜日

晩秋の空

なんとなく,気分は笠置衆.

送信者 日々是好日


16ミリはスターレンズといえど周辺の収差が激しいな.

送信者 日々是好日


さりげなく月も出ていました.

2008年11月4日火曜日

依頼を受けること

たまたま重なるということを感じた最近の出来事.

未知の方からメールを受け,話をするように依頼されたこと.
所属していない会から手紙が届き,書評を依頼されたこと.

こちらは非常にマイナーなことをしているので,こんな依頼が寄せられるのが大変珍しく思った.

せっかくの機会なので,がんばって二つとも引き受けてみた.
こんな機会でもなければ勉強する環境に身を置けない足下の状況が情けない.
困ったものだ.
ぶつくさ.

2008年11月3日月曜日

文化勲章について

小澤征爾が叙勲を受けた.
もっと早くてもいいくらいなのだが,やや気になる点もある.
大江健三郎や大岡昇平と違い,小澤は日の丸を背負う気持ちが強い.
それが政治との距離を不必要に狭めなければいいのだが.

今日見た映画

マルタイの女

伊丹十三監督
宮本信子主演

遺作となった作品.

新興宗教教団を絡め,これまでにないアクションを盛り込んでいる。
マルサからみると、ストーリーや細かい設定でどうしても見劣りするのは正直なところだ。

琥珀エビス飲んだくれてまんがな.