滞在中のライデンで開催された追悼式に参加した.
シーボルト・ハウスを会場として日本大使を迎えた追悼の辞,それに続くシンポジウムという企画だった.
ライデン大学の日本語科の学生ボランティアや教員が主体となり実行していたことに彼らの日本への思いを感じることができた.
シンポジウムは津波の被害にあった山田町の小学生が受けたトラウマ,原発事故後の日本社会が面する問題に関する二つ.
自分には既知の事実ばかりだったが,オランダの人に少しでも震災・津波・原発事故の実態が伝われば大いに意義を有したはず.
夜はロッテルダムへ移動してデ・ワールト指揮,フランドル・フィルハーモニーによるブルックナーの交響曲第8番を聴いてきた.
デ・ワールトの指揮は堅実でいい.
オーケストラのやわらかな音と気持ちの良いテンポで一気にコーダまで連れていかれた気分.
六割程度の客の入りがもったいない好演だった.
福岡で聴いたティーレマン指揮,ミュンヘン・フィルハーモニーによる演奏より良かったかもしれない.
明日からまた調査再開.
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