2010年4月4日日曜日

聖金曜日

オランダではマタイを演奏する伝統がある.
ライデン留学中もピーテルスケルクではじめて全曲を生で聴いた.

演奏会の後,オケの方と話したのだが,言葉がわからずに音として聴くなんてこの曲の半分も聴かないに等しいという内容だった.
いまだにドイツ語ダメだ.

コンセルトヘボウも毎年マタイを演奏していたのだが,昨年ついにその伝統が途切れたらしい.

今年は,ベルリン古楽アカデミーの演奏を聴いた.
NHK-FMでかつて放送した音源で,ソリストがパートを歌い終わった後,派手にくしゃみをしたりと,ある意味臨場感にあふれた演奏.
この演奏を今頃の時期に教会で聴くのは,寒さとの闘いにもなるから,別の意味で体力勝負だ.

メンゲルベルクの演奏をおもしろがっていたのだが,正直聴き通すのが大変だった.
古楽系の演奏だとあっさりと聴き通せるのが不思議でしょうがない.

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