2009年7月26日日曜日

タワーにて

大雨が心配だったが,天神まで出かけてきた.

中古のLマウントのリアキャップを探しに行ったのだが,在庫無し.
代わりにトプコンの純正リアキャップが2点あり,購入.

久々にタワーレコードに寄った.
Altusレーベルがセールになっていたため,チェリビダッケが1986年に来日した時のブルックナー5番ライヴ盤,テンシュテットの1984年来日時の未完成とブルックナーの4番のライヴ盤,それにゼルキンのBBC盤でディアベッリ変奏曲のライブ盤,Sahib Shihabの復刻盤の計4枚を購入.

帰宅して早速聴いたのは,ゼルキンの演奏.
演奏中に息を詰める相変わらずの様子や,ペダルをドタバタ踏み込む音が収録されていて,ゼルキンらしさをあらためて確認した.

ゼルキンのディアベッリはスタジオ録音盤とFMで学生の頃に放送された日比谷公会堂での演奏のエアチェックの2種類をこれまで聞いたことがある.
彼の演奏を聴くと,かつての独墺系ピアニストによるベートーヴェンの演奏は,割とゴツゴツした表現があたりまえだったことに気づかされる.

ケンプやバックハウスも,もちろん両者の演奏が一緒ということではないが,現代のベートーヴェンのピアノソナタ演奏に求められている表現からすると,やはりゼルキンを含め,彼らに通底する表現様式を感じてしまう.
おそらく,ブレンデルもこうした表現様式の延長に位置づけることができるのかもしれない.

さて,ゼルキンでは,彼のゴールドベルクを聴きたいのだが,音源は出ているのかなぁ.

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