2007年11月23日金曜日

セツナグルーヴ

ちと早いクリスマスプレゼントとして,リクオのセツナグルーヴをいただいた.
ライヴを収録したCDとDVDの2枚セット.
帰宅して遅い晩飯の供にした.



チキンジョージのライヴで聴いたのがもう11年前か.
先日の福岡のライヴでは,その間にできたたくさんの新曲が歌われて,時の経過を感じさせた.

初期の代表曲「雨上がりに」は今回のディスクには収録されず.
先日のライヴでも歌われなかったので,もうとりあげないのか.
かわりに「アイノウタ」と題するポップでのりのいい曲が気に入った.

今日は職場にも注文していたCDが届いていた.
ブレヒト/ヴァイルの三文オペラと李香蘭のCD.
三文オペラは1990年頃の再録で,ウテ・レンパーやミルヴァといったヴァイル作品では常連の実力はが固めたディスク.
残念ながら火曜日の講義には間に合わなかったので,こちらは来年使うことにするつもり.

李香蘭は戦前・戦中日本音楽の事例として使う予定.
学生時代,京都市文化会館の映像資料館で李香蘭主演で満鉄映画「支那の夜」を見たのだが,これがとても面白く,教育的見地からぜひ復刻してもらいたい作品なのだ.
植民地支配の正当性を日本人男性と中国人女性に仮託して描いたこの作品は,多分復刻するには政治的状況が許さないのだろう.
残念だ.

今はキーロフ・バレエ団によるバレエ・リュス作品集を見ているところ.
シェヘラザード,薔薇の精,韃靼人の踊り,火の鳥といった踊り手としてのニジンスキーが名を挙げた作品をまとめてパリで公演した模様を収録している.



ストラヴィンスキーのロシア3部作は,あと春の祭典の踊りが映像で手に入れば完結するのだが,映像として残されているのかよくわからない.

先日LDで入手したオペラ座のバレエ・リュス特集とは,薔薇の精がかぶるので,見比べるのが面白いだろう.

キーロフと双璧のボリショイ・バレエ団も,火の鳥,ペトルーシュカ,シェヘラザードを収録したディスクを出しているらしい.
これを買うと火の鳥,ペトルーシュカ,シェヘラザードの比較ができるなぁ.

ロイヤル・バレエ団も火の鳥と結婚をディスクにしているようなので,すべてあわせると火の鳥が三つのバレエ団で,ペトルーシュカ,シェヘラザード,結婚が二つのバレエ団で比べることができる.

しかし,この時期のバレエ・リュスはモダンバレエへの決定的な第一歩を踏み出すまさにその瞬間にあたるわけで,見ながらわくわくしてしまう.

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